人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

現世は蜃気楼の如く

2020年09月08日 | 徒然
 秋の虫たちの大合唱を聞きながら眠り、朝に夕にミンミンゼミやひぐらしの声を聞く。
 個体差があるとはいえ、時系列が入り乱れている気がする。
 
 中耳炎騒ぎも終わり、私にとっての日常が戻った。
 今回の台風で、命と日常の危機にさらされてしまった西日本の方達の苦しみを思えば、大変な贅沢だ。
 
 『女帝:小池百合子』を読み始めた。
 ノンフィクション作家:石井妙子の著作でなかったら読まないジャンルだ。
 ゴシップ話とは遠い硬派な事実確認が面白い。(表題だけはゴシップ風だが)
 男性社会と日本のメディアの甘さを手玉に取って、虚構の中から見事にのし上がってゆく姿は、あまりに非現実的でありながら実現したことなのだ。

 小池氏の蜃気楼のような生き方を読んでいると、自分が生きたいように生きるのが現世の価値、と思えてくる。

 
 <五年前一滴文庫で撮った啓示に満ちた満月>

 選挙を見込んで一本化へ動いている野党。
 だが与党は、次回選挙で議席を減らしたとしても、それほど大きなマイナスにはならないという読みがあるのか平然としている、というか、ふてぶてしい。

 総裁選を敢えて簡略化することで、将来「菅総理の正当性」が問題になった場合は、いつでも解散・総選挙に打って出られる形を政府与党は作った。
 つまり、総理の加重労働だの、病気が危機的状況にあるだの、根回し宣伝を周到にした上で、
内閣府が如何に過酷な努力をしてきたかを謳(うた)い上げ、自民党自体の下降イメージを上げる状況を整えたわけだ。

 日本の政治家たちは、国民人口のわずか2割程の選挙結果に支えられている。
 あとの8割強の国民は今、一体何を感じ、次の選挙の時何処で何をしているのだろうか。
 
 友人夫婦が店を一週間休んで北海道一周の貧乏旅行(失礼!)へ出発した。
 彼らは蜃気楼などではない厳しい日常を、易々と普遍的価値に変えて逞しく生きている。
 
 
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