既成からの脱皮

　毎夜空は美しい星に満ちているが、羽音のない蚊 !？に食われるのでノンビリとは鑑賞できない。
　水道をひねれば50度くらいの熱湯が！という暑さが続いたが、ここ数日は暑さも緩み何とか凌げている。

　押し入れの中から旧式の重～い扇風機を出して使い始めた。
　最初は火を噴きそうで怖かったが、三日もすると「なかなか頑張るなぁと」いう感じで馴染んだ。（首振り幅が狭いのが難点か・・・）
　＜昭和レトロ扇風機＞
　笑い話としてこの事を暑中見舞いに書いたら、七枚羽の新型扇風機が二台も届いてしまった！
　＜令和扇風機＞
　春夏秋冬に様々便利な品を贈って下さる有難い先輩からの夏のプレゼントだ。

　静かで、リズム風機能（正面にきた時だけ弱風になる！）などもあって最高。
　風のやさしさだけで贅沢な気分になれると知った。

　もらいっぱなしは気が重いが、今の私には、元気に生きて精一杯良い仕事をすることでしか恩返し出来ない。
　私にとっての「良い」は笑顔と共感を生む事である。

　オラファー・エリアソンという人の現代美術作品をEテレで観た。
　「アートは、見方・知覚を変えれば思いがけないものが無限に見えてくる思考のプラットフォームのような場所です。」と仰ったのが凡てを語っていた。
　体験型の素晴らしい作品群は、尽きない発想の新鮮な豊かさに満ちていた。

　既成概念を外すこと・・・私にもできるだろうか。