速足の台風で助かった。
それでも5時間ほど、凄まじい暴風雨の様(さま)と音に落ち着いていられなかった。
庭の桜の大樹は太い枝が不気味に揺れ、小枝は屋根をこすって瓦を叩く。
次こそ雨漏りが始まるかも知れない。
最近知った六然訓(りくぜんくん)という人生訓にこんなのがある。
有事斬然 ゆうじざんぜん(有事の際は臆せず一気に処する)
無事澄然 ぶじちょうぜん(無事な時は心を澄ませよう)
なかなかこうはいかないもので、有事の時も無事の時も、人間はあたふたとする。
この六つの人生訓は、中国明時代のもので軍事にも転用されたそうな。
こんなのもある。
失意泰然 しついたいぜん
(失意の時は意気消沈せず一歩下がって大所高所から眺める。するとそれまで見えていなかった事に気づける)
猛威の最中では家さえ命さえ無事なら何も要らないと祈っても、去ってしまえばすぐに忘れてしまう“泰然” の心。
目や耳に入る溢れる情報が、じっくり考える状態から人間を遠ざけているのか。
<今庄の文政の道しるべ>
昔は一日に8里(32キロ)歩くのが普通だったという。
歩きながら沢山の想いや情報交換が、自然対人や人対人で行われた。
六然訓もそんな中から生まれた、自然と一体の心なのだろう。
それでも5時間ほど、凄まじい暴風雨の様(さま)と音に落ち着いていられなかった。
庭の桜の大樹は太い枝が不気味に揺れ、小枝は屋根をこすって瓦を叩く。
次こそ雨漏りが始まるかも知れない。
最近知った六然訓(りくぜんくん)という人生訓にこんなのがある。
有事斬然 ゆうじざんぜん(有事の際は臆せず一気に処する)
無事澄然 ぶじちょうぜん(無事な時は心を澄ませよう)
なかなかこうはいかないもので、有事の時も無事の時も、人間はあたふたとする。
この六つの人生訓は、中国明時代のもので軍事にも転用されたそうな。
こんなのもある。
失意泰然 しついたいぜん
(失意の時は意気消沈せず一歩下がって大所高所から眺める。するとそれまで見えていなかった事に気づける)
猛威の最中では家さえ命さえ無事なら何も要らないと祈っても、去ってしまえばすぐに忘れてしまう“泰然” の心。
目や耳に入る溢れる情報が、じっくり考える状態から人間を遠ざけているのか。
<今庄の文政の道しるべ>
昔は一日に8里(32キロ)歩くのが普通だったという。
歩きながら沢山の想いや情報交換が、自然対人や人対人で行われた。
六然訓もそんな中から生まれた、自然と一体の心なのだろう。
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