人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

可視化と正面突破

2018年09月11日 | 徒然
 面白い本を傍に置いていると仕事もはかどる。
 面倒だなと思っている事も、一息ついて読書できると思えばセッセとやれるからだ。
 
 <本日読み終えた篠田節子:作『ホーラ ―死都―』>
 命と信仰と愛欲と悪魔の誘惑が織りなす強烈な幻惑を、自身の足元に立ち戻ることで抜け出す主人公が最後まで引っ張る力作だった。
 
 小さな愛は目に見える形になり得るが、大きな愛は難しい。
 大事なもの大き過ぎるものは簡単には見えないし、感じられないのだ。
 心の丈を育てて、遠くまで可視化できれば可能かも知れない。

 メモという形は老化現象防止の知恵でもあるが、メモって物事を可視化してみると、一つ一つ消化してゆく達成感が御褒美になり事がはかどる。

 一つ一つの些事(さじ)を達成してゆく小さな楽しみが、あらゆる大事小事を正面突破する力へと増してゆく。

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