人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

香る季節の小旅行

2017年10月11日 | 徒然
 我が庭は今、金木犀の香りにすっぽり包まれている。
 小鳥の声が様々聞こえ、気分は好いがご近所迷惑なジャングルである。

 月曜(祝)は舞鶴へ観劇に出かけた。
 往きは小浜線でコトコトと、帰りは友人Aさんの車に便乗し、久々の長距離移動だった。
  
<劇場への途中で寄った神社。昔行った愛媛の金平宮奥の院を思い出した>

 観たのはわらび座のミュージカル『ブッダ』。
 総合文化会館大ホールは最新設備で、座席もトイレも快適だった。

<大ホール(1410席)>
 
 ミュージカルとしては幕開きからグッと引き込まれ、大いに楽しんだ。
 俳優たちのプロフェッショナルな動き、歌唱力、ダンスセンス、大道具・小道具・衣装の良さなど、全てが旅公演の域を超えていた。
 超がつく東京中心のスタッフ陣と、それを可能にしたわらび座という地方(秋田)劇団の底力に脱帽。
 
 あくる火曜日はお見舞いも兼ね、腰痛を診てもらうために松阪へ。
 恩人の阪口氏は思いの外お元気だったが、まだまだ安心は出来ないようだ。
 病室には今後の仕事の図面が沢山あって、舞台の話に花が咲いた。

 年齢と仕事への情熱との板挟み・・・他人事ではないなと思いつつ、病院近くの川口筋整復院へ。

 歩き方がダメなせいで関節が上手く連動せず、腹筋を使えない状態で無理して動いてきたしわ寄せが、膝と腰にもろに来ているとのこと。
 一度では無理かなと思いつつも、足が上がる様にして下さった。

 「あとは正しい歩き方をして、間違った筋トレはしない事」
 以前見事に直していただいた時に全く同じことを言われ、一年ほどは頑張って歩いていたことをスッカリ忘れていた その事にガックリ。

 私が変な歩き方(モンローウォーク風)をしていたら、リハビリ中と思し召せ(笑)

 帰りは劇団伊勢のメンバー、ミッチーが馳せ参じてくれて松阪駅へ。
 いまやタクシードライバーの彼女は
  「 タクシーは私にとってコスプレの動く大道具です。」と、指揮者:西本智美そっくりの制服姿で微笑んだ。
 コスプレの究極を生きる彼女は、生き生きとして眩しく綺麗だった。

 タクシー・ネタで大笑いした〆は、彼女がくれた沢山のお土産の一つ、”松阪牛タオル ”。
 これには降参・・・。(写真は次回)

 風香る秋の日の小旅行顛末は、つるべ落としの暗闇を走る列車の中で終わった。
 
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