人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

凶は強

2020年04月21日 | 徒然
 大昔から世界の宰相たちは、災いが起こる度にリーダーシップで支持率を上げてきた。
 何度もの疫病、二度の世界大戦、そして今回の第三次世界大戦ともいわれる新コレラ。

 ところが今、二人だけ支持率を下げている宰相がいるそうだ。
 ブラジル大統領と日本の首相である。

 前者は「どうせ人はいつか死ぬ」と、一切の対策をとっていないジャイール・ボルソラノ、後者は打つ手打つ手が稚拙で後手に回る安倍晋三。
 
 これは友人から頂いたお手製の布マスク。

 アマビエという可愛いキャラクターが多くのアーチスト達によって様々に描かれ話題になっている。
 悪人を懲らしめに来る怖いナマハゲのような妖怪だったり、災いの予言者だったり、疫病から守ってくれる伝説の存在だったりしたようだ。
 
 これは江戸時代瓦版のロゴとして使われたアマビエの姿。
 災いを笑顔で耐えるために、昔の絵師達が遊び心で作り上げた様々な形があるようだ。

 友人からのメールで、歴史的にスポーツは差別撤廃を先導する重要な闘いの舞台だった、と知った。
 まさしく昨年、初の黒人キャプテン率いる南アフリカ共和国ラグビーチームが優勝した時の感動は記憶に新しい。

 特にアメリカでは、ベトナム戦争や黒人差別への抗議の旗印は、常に著名アスリート達が担ってきた。
 黒人大リーガー、ボクシングのモハメドアリ、陸上のメダリストやフットボールの名選手たち。
 弱者を見過ごしてはならないという使命感が、個々のアスリートやチームを応援する町ごとに当たり前のようにある。

 日本のスポーツ界でも困っている人たちに寄り添うことの大切さが、とくに若いアスリートの間で大事にされ始めている。

 「凶は強」「災い転じて福となす」と信じて、心折れずに耐える時だ。
 花を落とした桜が、青々とした新緑に覆われ雄々しく美しい姿を見せているように、強くなろう。


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