人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

尾崎咢堂翁

2015年03月03日 | 舞台
 劇団伊勢の7月次回作の題は『サクラとハナミズキ』と決まった。またも
“サクラ”である。ここ数年、サクラ関連の仕事が続いている。
 中身は、三重が誇る憲政の神:尾崎咢堂の物語である。清廉高潔を絵に
描いたような素晴らしい政治家(1958~1954年)だった。

 予定通り2月末に第一稿台本がデータで入り、その推敲(すいこう)を二日
がかりで終えて送り返し、今は12日の稽古始めに備えセットプランを練って
いる。

 伊勢の作家の着眼点が面白いのは、咢堂そのものではなく、彼の生き方を
通して変わってゆく現代の若者群像をサブ・スートリーにしているところだ。
 咢堂と現代人との会話もSF仕立てになっていて、観客が共感しやすい新鮮
な息を吹き込んでいる。このところの傾向ではあるが、ラストがミュージカルに
なるのも思い切った展開だ。

 難は、団員の身体能力・・・踊れるのは女性一人だけ。歌も心配。彼らの
心意気に賭けるしかない。

 今週は納税。そして週末8日(日)昼2時本番の朗読なぎの会第16回公演。
時代小説の個性的短編が並ぶ・・・お客様の反応が楽しみである。
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