デーヴィッド・グレーバーの『負債論』について(1) 2017-11-17 14:36:24 | 随想 デーヴィッド・グレーバーという人類学者が書いた『負債論』という本がある。「負債」という概念を中心に据えて、この世界の歴史を見直し、これからの世界を考えるための材料を提供するものである。わたくし自身の読後の整理のためにも、ブログとして、感想を含め、その内容を書いておこうと考えた。かなり分量のある本なので、章を単位として、少しずつというかたちになる。今回は、「第1章 モラルの混乱の経験をめぐって」となる。 . . . 本文を読む