思いつくままに

ゆく河の流れの淀みに浮かぶ「うたかた」としての生命体、
その1つに映り込んだ世界の断片を思いつくままに書きたい。

タイムマシン

2012-05-24 23:49:20 | 随想
 こんなことを考えるのも頭の体操になりそう。  「もし昔に戻れたら」とは人がよく思うことだ。タイムマシンのお話もこの願望から生まれたのではないか。SF小説などを読んでいると、科学が進歩すればそんなことも実現するかもしれないと思ったりもする。でも、本当に実現可能なのだろうか。  結論から言うと、不可能だと思う。この宇宙のすべての物質は一定の方向に向かって変化を続けている。エントロピー(乱雑さ) . . . 本文を読む

哲学について考えたこと

2012-05-14 22:41:40 | 随想
 前にも述べたと思うが、科学は、この世界がどうなっているのかその仕組を解明することを目的としている。これに対して、哲学は、世界に意味を付与し、価値付けを行なうことをその主要な目的の一つにしていると思う。本質的に、この世界は、それ自身があらかじめ意味や価値を持っているわけではない。意味や価値は、人の意図や目的があって初めて生まれる。人はどの時代に生まれるか、どの国に生まれるか、どういう両親のもとに . . . 本文を読む

憲法改正について

2012-05-04 11:56:23 | 随想
 きょうは憲法記念日、憲法改正について少し考えてみたい。と、書き始めたが、あれこれ考えているうちに4日になってしまった。したがって、きのうは憲法記念日ということになる。  憲法改正の理由としてよく言われるのが、いまの憲法は敗戦直後にアメリカによって作られたものであり、日本国民が自主的に作ったものではない、だからだめだというものである。また、日本国憲法はその制定以来一度も改正されていない、それは世 . . . 本文を読む