昨年の朝日新聞12月18日付けの書評欄に、『僕のお父さんは東電の社員です』という本が取り上げられていた。その中で、東電社員を父親に持つ小学6年生が、東電批判に反論し、「原発を造るきっかけをつくったのは『みんな』ではないか、『みんな』には自分もあなたも含まれる、だから東電だけのせいにするのは無責任なのではないか」という意見を述べていることに対し、その本の著者(森達也氏)はその子供に対して「本当にご . . . 本文を読む
科学とは、この世界がどうなっているのかを調べ、明らかにする学問である。この世界は無限であり、したがって、科学という学問に終りはない。また、何かがわかるということは、新たな視点を得るということでもあり、その視点からまた新たな疑問が生まれ、新たに追求すべきことが見えてくる。その意味でも終りはない。
技術とは、この世界の操作の仕方である。人は生きてゆく上で、目的を持って、絶えずこの世界に働きかけて . . . 本文を読む
今朝の新聞によると、
日本銀行は14日の金融政策決定会合で、物価が下がり続ける「デフレ」から抜け出すため、金融政策の目安となる物価上昇率のめどを新たに「1%」と定めた。事実上の「インフレ目標」を日銀として初めて導入したことになる。あわせて金融機関への資金供給枠を10兆円増やし、追加の金融緩和にも踏み切った。
とのこと。
意味がよくわからない。いままでも実質0金利を続けてきても「デフレ」 . . . 本文を読む
まず、ホットな問題として、原子力発電について。 先日の新聞によれば、JR東海の葛西会長が、迅速に原子力発電の再稼働をすべきだとして、つぎのような主張をしているとのこと。 「今日の原発は50年に亘る関係者の営々たる努力と数十兆円に上る設備投資の結晶であり、それを簡単に代替できる筈がない」「政府は稼働できる原発をすべて稼働させて電力の安定供給を堅持する方針を宣言し、政府の責任で速やかに稼働さ . . . 本文を読む