思いつくままに

ゆく河の流れの淀みに浮かぶ「うたかた」としての生命体、
その1つに映り込んだ世界の断片を思いつくままに書きたい。

デーヴィッド・グレーバーの『負債論』について(3)

2018-03-18 16:42:23 | 随想
今回は第三章 原初的負債について。「わたしたちは、かつてわたしたちを創造した神々にわたしたちの生を負っていた。動物を生贄にするというかたちでその利子を支払い、究極的にはみずからの生によって返済を完了した。今日わたしたちはじぶんたちを形成した〈国〉(Nation)に対してみずからの生を負っているのであり、税というかたちでその利子を支払い、敵から国を防衛するさいにはみずからの生命をもって支払っている」という考え方について。 . . . 本文を読む