思いつくままに

ゆく河の流れの淀みに浮かぶ「うたかた」としての生命体、
その1つに映り込んだ世界の断片を思いつくままに書きたい。

デーヴィッド・グレーバーの『負債論』 第7章(その2)

2019-06-08 15:11:09 | 随想
この章では、われわれがそれほど考えることもなく使っている「名誉」とか、現代文明の基盤となっている「私的所有権」とか「自由」という概念について、哲学的に考えるのではなく、人類学的知見をベースとして、それが人間の歴史の中で、どのように生まれ、使われてきたのかということが語られる。そして、そこには「物理的な暴力=棍棒、綱、槍、銃による脅迫」が深くかかわっていることが明かされる。また、家父長制や女性の自由の全般的低下についても、その淵源が語られる。 . . . 本文を読む

デーヴィッド・グレーバーの『負債論』 第7章(その1)

2019-06-08 15:11:09 | 本の紹介
この章では、われわれがそれほど考えることもなく使っている「名誉」とか、現代文明の基盤となっている「私的所有権」とか「自由」という概念について、哲学的に考えるのではなく、人類学的知見をベースとして、それが人間の歴史の中で、どのように生まれ、使われてきたのかということが語られる。そして、そこには「物理的な暴力=棍棒、綱、槍、銃による脅迫」が深くかかわっていることが明かされる。また、家父長制や女性の自由の全般的低下についても、その淵源が語られる。 . . . 本文を読む