思いつくままに

ゆく河の流れの淀みに浮かぶ「うたかた」としての生命体、
その1つに映り込んだ世界の断片を思いつくままに書きたい。

集団的自衛権

2013-01-28 23:43:40 | 随想
 安部首相は「集団的自衛権の行使容認に意欲を示している」らしい。朝日新聞と東大の谷口研究室との共同調査(衆議院議員と有権者3,000人へのアンケート)によっても、2009年と比較して、集団的自衛権の行使容認が大幅に増えている。議員全体の79%(2009年は33%)、有権者は45%(同37%)が賛成だとのこと。でも、集団的自衛権とは具体的にどういう権利なのだろうか。容認派の説明では、「友達が殴 . . . 本文を読む

群盲象を撫でる

2013-01-11 14:49:20 | 随想
 「群盲象を撫でる」という言い方がある。広辞苑には「多くの盲人が象を撫でて、それぞれ自分の手に触れた部分だけで巨大な象を評するように、凡人が大事業や大人物を評しても、単にその一部分にとどまって全体を見渡すことができないことにいう」とある。つまり、盲人や凡人を見下した言い方となっている。  しかし、考えてみれば、人間によるこの世界の認識というものは、これ以外に方法はないと思うのだがどうだろう . . . 本文を読む