明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの愉しみ(36)笹生優花が余裕の勝利!

2020-08-30 19:46:44 | スポーツ・ゴルフ
1、笹生優花が圧倒的存在感で2勝目!
とにかくモノが違うって感じ。惜しくも2打差で破れた小祝の方をむしろ褒めてやりたい位である。3位以下は10打差もあるから、本来なら小祝が圧勝しても何ら不思議は無いくらい良いゴルフをしていた。小祝はドライバーが曲がらない上に飛距離も出てるし、セカンドのアイアンは「精度は半端ない」正確さでピタピタとピンに絡んでいた。ところが笹生優花は飛距離で他の選手をとんでもなく圧倒し、曲がってトラブルになっても「脱出に慣れている」印象で、経験が半端なく豊富だった。これはドライバー・イップスになる選手に多い「曲がったらどうしよう」という恐怖心が無いということ。むしろ飛距離が出るから曲がるのは「最初っから織り込み済み」と考えていて、曲がってトラブルになった時の「脱出方法」を磨くことで、スコアを作っていく戦略だ。これは、米PGAツアー選手などに見られる「勝ちパターン」である。つまり、曲がりが少ない日は「バーディを量産」し、曲がりが多い日は「耐えて我慢」する。そんな勝利の方程式を「あの若さで既に持っている」笹生優花は、日本女子ツアー全体を見渡しても他にはいないのだ。まさに日本歴史上「初めての女タイガー」の出現である。

笹生優花はもう「規格外の実力」を示しており、このまま日本ツアーで試合をするより、米ツアーに戦いの場を移したほうが私は良い思う。というより、他の選手から「一緒に戦うのは無理!」とブーブー不満が出るだろうことは確実である。飛距離が昨年第一位の穴井詩より「更にダントツに飛ぶ」し、トラブルショットが多彩で状況判断も正確に出来る。アプローチやバンカーの小技は既に一流で、さらにパターが「滅茶苦茶上手」とくれば、「普通にやっても勝っちゃう」のは当たり前ではないか?(おおっ!)。現時点では彼女が本気出したら、勝てる選手は国内には見当たらないと断言出来る。まあ、もう2、3勝して全部の記録を塗り替えたら、来年あたりは「米ツアー参戦」が妥当では無いかと思う。というよりも国内の女子ツアーの為にも「出て行って欲しい」、と思わざるを得ないのだ。だって、私が応援する「三ヶ島かな」なんかと比べたら「大人と子供」くらい差があるのだ、残念なことだが(もう三ヶ島かなが可哀想!)。この「怪物」と戦った小祝は、むしろ我々からしてみたら「桃太郎」のような、庶民の期待を一身に背負った「ヒーロー」である(いい表現だ)。私は精一杯戦った小祝に、何故か「清々しいスポーツマンシップ」を感じたのだ。とにかく心の中は見えないから分からないが、テレビに映る小祝は一切「愚痴っぽい顔や不貞腐れた所作」は見せなかった。小祝、良くやったゾ!

ところで一つ問題があるのは、将来はフィリピンと日本の国籍をどちらか選ばなければならない、ということである。彼女は日本国籍を選ぶと言っているみたいだが、彼女の性格や生活環境などを考えると、米ツアーにフル参戦することも考えれば、フィリピン国籍のほうがメリットが大きいかも知れない。米ツアーで賞金女王を取り、アメリカのゴルフ殿堂入りした岡本綾子が日本のツアーで「多数のやっかみや陰湿なイジメ」まがいのトラブルに遭い、嫌気が差して米ツアーを選んだのは有名な話である。笹生優花ぐらいの「別格」ゴルファーになると色々なところで風当たりも強くなり、同調圧力や「空気を読む習慣」に慣れていない彼女には、多分に暮らしにくい環境だとも言えるからだ。その点では若い時から世界のゴルフ場を経験し、オーガスタでも安田祐香と一緒の3位になってベスト・アマを取っているらしいから、さっさと活躍の場をアメリカツアーに移して「世界の笹生優花」を目指してもらいたいものである。それにはフィリピンの国籍の方が、外国の環境にスムーズに溶け込めそうな気がしている。まあ実際22才になった時、彼女の国籍がどうなっているのかわからないが、別に日本国籍をとってほしいとかの日本人的希望は、私には全然ない。正直国籍はどっちでも、彼女が好きな方を選べばいいのじゃないか、と思っている。私はこのフィリピンを選んだら裏切りだとか、「同国人だから応援するという、狭い日本人びいき」が大っ嫌いである。日本が好きだというのと「日本の為に命を懸ける」というのとは、天と地ほどの違いがあるのだ(これ大事なところ)。例えるなら私はカレーが好きだが、天ぷらもトンカツも好きである。それが国に対する「正しい感覚」と言えると思う・・・ちょっと脱線した。

とにかく笹生優花がプレーを見ていて「ワクワクする選手」だということは、間違い無い。彼女がティーショットを打てば「どんだけ破壊力があるか」期待するし、それが曲がってトラブルになったとしても、そこから「どういう球を打って」ピンにピタリと付けるか、目を皿のようにして一挙手一投足を見逃さない。万一、グリーンを外しても全然慌てないで、そこから想像もしていないような「ミラクルショット」でチップイン・バーディを取ってくるんじゃ無いか、と思わせるような雰囲気を彼女は持っているのだ。そんな彼女のプレーの一つ一つが、ゴルフというスポーツの「醍醐味」を味合わせてくれる。現在、日本女子ツアー界を席巻している「可愛いい女の子」と言ったビジュアル系ゴルファーには、逆立ちしたってとても真似できない「異次元のゴルフ」を当たり前のようにやってのけるスーパースターの誕生だ。それが笹生優花というゴルファーである。この日を境にして「見てくれゴルフ」はもう必要なくなった。彼女の繰り出すゴルフの圧倒的魅力の前には、アン・シネのセクシータイフーンなど、「屁の突っ張り」にもなりゃあしませんぜ!、なのだ(ごめんね、アン・シネ。君に恨みはないんだけど・・・)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿