今日病院に行って3ヶ月ごとの定期問診と薬の処方を受けた。その時、若い男の先生から突然「スターウォーズ、好きなんですか?」と質問され、思わず正直に「いいえ」と答えてしまった。今年の目標として、人には優しく自分には「あと一歩踏み出す」と言うことを目標にしていたから、「売り場にはそれしかなかったので」と付け加えた。先生は私の最初の反応でちょっと引いた感があったが、会話をつないだお蔭で少し表情もゆるんだように見えた。私が「他に色々あれったらこれは選ばなかったんです」と続けると、「そういう事なんですか、なるほどねぇ・・」と笑顔がこぼれた。いままで診察の度に愛想悪い医者だなぁと感じていたが、今日は「案外普通じゃん」と先生の印象がガラッと良くなった。それで、診察も和気あいあいスムーズに進み、心も晴れやかに病院を出たが、やはり「会話は大事」だなと改めて感じた一日である。それで気分が良いついでに、ゴルフパートナー柏16号店まで歩いて行くことにした。
店までは隣の慈恵医大柏から歩いて15分弱、最近歩いていないから、ラジオで「尾崎世界観の Action!」を聞きながら歩くことにする。これ、因みに最近のお気に入り番組である。以前は大橋未歩の金曜ブラボーをよく聞いていたが余りに中身がないので、このところは尾崎世界観の方を愛聴している。それでチンタラ歩いていたら途中に西友があったので、トイレがてらにぶらぶら惣菜コーナーを見て回ったら「いつも行っているマミーマート」に比べて、品数は多いわボリュームはUPしてるわで「イイとこばかり」のナイスな店で感心した。こんなスーパーが近くにあったら「めちゃ楽しいだろうに」とちょっと悔しい思いをした私だったが、柏は独り暮らしの老人には優しくないので、駅ビルのレステランや高島屋みたいな高級食材は結構あるのに、西友みたいなボリューム満点のてんこもり弁当とかトッピッングばりばりの惣菜パンが置いてあり、しかも「値段がびっくりしちゃうくらい安い」という店は殆ど無い(私が勉強不足だと思うが)。やっぱり庶民が喜ぶ元気な店というのが私は好きだなぁ・・・。
そんなことを考えていたら「突然」ハッと閃いた!。あの先生は、私をスター・ウォーズ好きと思って「仲間を見つけた!」と喜び勇んで話しかけてきたんじゃないんだろうか、と思ったのだ。その純粋で単純な喜びを、私はアッサリ全否定してしまった訳である。その後の先生の態度は穏やかではあったが、それ以上盛り上がること」は無かった、のは確かである。そういえば今までにも、この白スウェットの左腿に付いている「ダースベイダーの絵」は目を引くらしくて、高島屋ビルにあるイワキメガネ店の50歳くらいのアドバイザーとか、馬橋の介護施設の男性介護士とかにも「スター・ウォーズ、好きなんですか?」と異口同音に聞かれて、その都度「いいえ」と返事していた記憶がある。私は他にスター・ウォーズのフード付きスウェットも持っていて、これも何人かから同じ質問を受けていて、どうしてスターウォーズの絵を身に着けていると「着ている人はスター・ウォーズ好きだと思う」のか、いままで理由が分からなかった。
それが今日ハッキリと理解したのである。みんな、スター・ウォーズについて薀蓄を語りたくて仕方ないのである。だから日常、他人のちょっとした服装にスターウォーズを「見付けるやいなや」、きっとこの人も「あのスター・ウォーズの世界にはまり込んでいる仲間だ」と誤解して、例の質問を浴びせるて来る。勿論それは、スター・ウォーズが好きで好きで仕方がないからであって、「お友達を見つけた喜び」に満面の笑みを浮かべて質問しているのである。これは、ついこないだ幕張のディズニーランドを満喫したばっかりの子供に「ミッキーマウスの絵のついた洋服」を見せるようなものと考えれば納得がいく。猫に「またたび」状態である。子供はミッキーの愛らしさ素晴らしさについて喋りたくて「ウズウズしている」に違いないのだ。そして普段の生活の場でそれを見つけると矢も盾もたまらず質問してしまう・・・それと同じことがスター・ウォーズで起きているのに過ぎないのである。
結局、私はスター・ウォーズを話題に「大いに盛り上がって仲良くなれた筈の先生」に、にべもなく全否定の言葉を投げ返してしまったわけである。惜しいことをした。いうまでもなく私のスター・ウォーズに対する評価は、「何とも思っていない」レベルを少しも上回るものでは全然ない。未来の宇宙を舞台に帝国軍と地球軍が戦うという設定は今では陳腐化しているし、宇宙船同士のバトルシーンも「最初見た時は凄いぜ!」と思ったが、今では別にどうってないありきたりのシーンである。作品は6作か7作出ているようだが、最初見た時以来の興奮はもう感じられないのは仕方がないだろう。因みに私はこの映画の最初の作品をテレビで観て以降、ただの一作も観てはいない(喧嘩売ってんのか?)。ターミネーターにしてもマトリックスにしても、技術やプロットによって「見せる映画」というのは、最後にはつまらなくなってしまう連作不能の宿命にある。そこに行くとダーティ・ハリーやダイ・ハードといった「魅力ある主人公」を前面に押し出す映画というのは、何作続いても「また見よう」と思うのだ。まあ主役の魅力もあるとは思うが。
話が横道に逸れてしまったようだが元に戻すと、今度このスウェットを着ている時に「スター・ウォーズ、お好きなんですか?」と聞かれたら間違いなく、「ええ、あなたもですか?」と返すことにしよう。スター・ウォーズなんか「屁とも思っていない私だが」、友達作りが出来るチャンスならここはチャレンジしてみるのも必要だ。人間関係なんてこういう些細なことから発展していって、次第に親密になるものなんではないか、そう思えてきた。齢70にして、ようやく人生の秘密を知った境地に達したのは、どんだけ私が「人付き合いを無視してきたか」ということでもある。このことから初めてわかった事だが、社会生活というのは、「自分の心に思ってもいないこと」を「相手に合わせる」ことによって成り立っている「ストレス一杯な生活」なんだなという事が良くわかった。
私はこの年まで「言いたいことを言って自分勝手に生きてきた」わけだが、その結果「孤独死の恐怖に怯える生活」を余儀なくされるほどの「孤独老人」になってしまったわけだ(それほどで心配しているわけでもないが)。そこでこれからは多少とも他人に合わせることを覚えてみよう、と考えた訳である。その第一弾が、スター・ウォーズというわけだ。これ、孤独な老人にとっては「絶大な効果が期待できそう」な必勝アイテムであるから、どなたか孤独に引きこもったり社会を恨んで沈み込んでおられる方がもしいらっしゃるのなら、是非着ている服に「一つ、スター・ウォーズ柄のものを加える」ことを試してみたら如何だろうか。結果についてはお約束出来かねるが、まずはトライしてみることをお勧めする。何かの会話のキッカケになることは間違いない。但し、相手はスター・ウォーズ好きの「子供じみた変わった趣味」の持ち主であることをご承知置き頂くこと。これ、孤独な老人が、「藁にもすがる気持ち」になった場合のみ有効な手段であることをお忘れなく!
店までは隣の慈恵医大柏から歩いて15分弱、最近歩いていないから、ラジオで「尾崎世界観の Action!」を聞きながら歩くことにする。これ、因みに最近のお気に入り番組である。以前は大橋未歩の金曜ブラボーをよく聞いていたが余りに中身がないので、このところは尾崎世界観の方を愛聴している。それでチンタラ歩いていたら途中に西友があったので、トイレがてらにぶらぶら惣菜コーナーを見て回ったら「いつも行っているマミーマート」に比べて、品数は多いわボリュームはUPしてるわで「イイとこばかり」のナイスな店で感心した。こんなスーパーが近くにあったら「めちゃ楽しいだろうに」とちょっと悔しい思いをした私だったが、柏は独り暮らしの老人には優しくないので、駅ビルのレステランや高島屋みたいな高級食材は結構あるのに、西友みたいなボリューム満点のてんこもり弁当とかトッピッングばりばりの惣菜パンが置いてあり、しかも「値段がびっくりしちゃうくらい安い」という店は殆ど無い(私が勉強不足だと思うが)。やっぱり庶民が喜ぶ元気な店というのが私は好きだなぁ・・・。
そんなことを考えていたら「突然」ハッと閃いた!。あの先生は、私をスター・ウォーズ好きと思って「仲間を見つけた!」と喜び勇んで話しかけてきたんじゃないんだろうか、と思ったのだ。その純粋で単純な喜びを、私はアッサリ全否定してしまった訳である。その後の先生の態度は穏やかではあったが、それ以上盛り上がること」は無かった、のは確かである。そういえば今までにも、この白スウェットの左腿に付いている「ダースベイダーの絵」は目を引くらしくて、高島屋ビルにあるイワキメガネ店の50歳くらいのアドバイザーとか、馬橋の介護施設の男性介護士とかにも「スター・ウォーズ、好きなんですか?」と異口同音に聞かれて、その都度「いいえ」と返事していた記憶がある。私は他にスター・ウォーズのフード付きスウェットも持っていて、これも何人かから同じ質問を受けていて、どうしてスターウォーズの絵を身に着けていると「着ている人はスター・ウォーズ好きだと思う」のか、いままで理由が分からなかった。
それが今日ハッキリと理解したのである。みんな、スター・ウォーズについて薀蓄を語りたくて仕方ないのである。だから日常、他人のちょっとした服装にスターウォーズを「見付けるやいなや」、きっとこの人も「あのスター・ウォーズの世界にはまり込んでいる仲間だ」と誤解して、例の質問を浴びせるて来る。勿論それは、スター・ウォーズが好きで好きで仕方がないからであって、「お友達を見つけた喜び」に満面の笑みを浮かべて質問しているのである。これは、ついこないだ幕張のディズニーランドを満喫したばっかりの子供に「ミッキーマウスの絵のついた洋服」を見せるようなものと考えれば納得がいく。猫に「またたび」状態である。子供はミッキーの愛らしさ素晴らしさについて喋りたくて「ウズウズしている」に違いないのだ。そして普段の生活の場でそれを見つけると矢も盾もたまらず質問してしまう・・・それと同じことがスター・ウォーズで起きているのに過ぎないのである。
結局、私はスター・ウォーズを話題に「大いに盛り上がって仲良くなれた筈の先生」に、にべもなく全否定の言葉を投げ返してしまったわけである。惜しいことをした。いうまでもなく私のスター・ウォーズに対する評価は、「何とも思っていない」レベルを少しも上回るものでは全然ない。未来の宇宙を舞台に帝国軍と地球軍が戦うという設定は今では陳腐化しているし、宇宙船同士のバトルシーンも「最初見た時は凄いぜ!」と思ったが、今では別にどうってないありきたりのシーンである。作品は6作か7作出ているようだが、最初見た時以来の興奮はもう感じられないのは仕方がないだろう。因みに私はこの映画の最初の作品をテレビで観て以降、ただの一作も観てはいない(喧嘩売ってんのか?)。ターミネーターにしてもマトリックスにしても、技術やプロットによって「見せる映画」というのは、最後にはつまらなくなってしまう連作不能の宿命にある。そこに行くとダーティ・ハリーやダイ・ハードといった「魅力ある主人公」を前面に押し出す映画というのは、何作続いても「また見よう」と思うのだ。まあ主役の魅力もあるとは思うが。
話が横道に逸れてしまったようだが元に戻すと、今度このスウェットを着ている時に「スター・ウォーズ、お好きなんですか?」と聞かれたら間違いなく、「ええ、あなたもですか?」と返すことにしよう。スター・ウォーズなんか「屁とも思っていない私だが」、友達作りが出来るチャンスならここはチャレンジしてみるのも必要だ。人間関係なんてこういう些細なことから発展していって、次第に親密になるものなんではないか、そう思えてきた。齢70にして、ようやく人生の秘密を知った境地に達したのは、どんだけ私が「人付き合いを無視してきたか」ということでもある。このことから初めてわかった事だが、社会生活というのは、「自分の心に思ってもいないこと」を「相手に合わせる」ことによって成り立っている「ストレス一杯な生活」なんだなという事が良くわかった。
私はこの年まで「言いたいことを言って自分勝手に生きてきた」わけだが、その結果「孤独死の恐怖に怯える生活」を余儀なくされるほどの「孤独老人」になってしまったわけだ(それほどで心配しているわけでもないが)。そこでこれからは多少とも他人に合わせることを覚えてみよう、と考えた訳である。その第一弾が、スター・ウォーズというわけだ。これ、孤独な老人にとっては「絶大な効果が期待できそう」な必勝アイテムであるから、どなたか孤独に引きこもったり社会を恨んで沈み込んでおられる方がもしいらっしゃるのなら、是非着ている服に「一つ、スター・ウォーズ柄のものを加える」ことを試してみたら如何だろうか。結果についてはお約束出来かねるが、まずはトライしてみることをお勧めする。何かの会話のキッカケになることは間違いない。但し、相手はスター・ウォーズ好きの「子供じみた変わった趣味」の持ち主であることをご承知置き頂くこと。これ、孤独な老人が、「藁にもすがる気持ち」になった場合のみ有効な手段であることをお忘れなく!
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