私は Shure の有線ヘッドフォンに Klipsch のネックバンド式ワイヤレスのイヤホン、それとAviot の連結式ワイヤレスイヤホンの3つを所有している。このうち Aviot は、冬の季節に首周りがマフラーで厚くなるので、その間使えなくなるネック式の Klipsch の代替品として使っている。勿論、音質的に最高なのは言うまでもなく、有線ヘッドフォンの Shure である。だが有線というのは外出にも室内にも、線が邪魔になって「使い心地」はとっても悪いのだ。だからアパートの隣人を気にする夜中に「大音量で」思う存分音楽に没入したい時に「のみ」使用している。ちょっと勿体ない。たまに外出することもあるのだが、その時は「線」が何とも邪魔なのである。何とかこの音質で「ワイヤレスの利便性」が得られないものかとリケーブルのMMCXを買ったが、Shure のヘッドフォンのMMCXは通常のタイプと形が違っていて、結局使えずにお払い箱になった、5000円もしたのに・・・グスン。という訳で、最近は外では Aviot ばっかり聞いている私だが、そこに Shure が完全ワイヤレスを今年の春に発売するというニュースが入ってきた。何という朗報だろう!
ヘッドホンの性能は、スピーカーやマグネットなどの振動駆動系と、それを制御するネットワーク系の総合力で決まる。またこれとは別に、音楽にもクラシックからロック・R&B系やJポップまで幅広いジャンルがあって、それぞれにユーザーが求める音が違う。だから私の求める音質が万人受けするとは思っていないのである。で、それを加味して私の好きな音響メーカーはと言うと、何を隠そう「Shure」なのだ。・・・結局は TIME紙 に載ってた2016年のヘッドフォン・ランキングを「そのまんま」受け売りしたわけだが、これで皆さんには私の耳が相当西洋かぶれした「ミーハー」だと分かると思う(自虐)。言い訳がましく言えば、AKG も GRADO も Sennheizer も聞いてない。要するにランキングの1位と3位を所有しているに過ぎないのである。だが shure と Klipsch には、とても満足している。流石に1位と3位である。Shure を買ってみた結果その音が大変に素晴らしかったので、「ランキングは正しかった」と信用したのである。そのランキングで、私の愛用していた BOSE は12位だった。ちなみにランキングでは「音ではない」と評価されている(ガチョーン!)。で、実際はどうかというと、やっぱり音が安っぽい感じがして「全然違うなぁ」と感じた(私の感想である)。私の中ではそれ以来「やっぱり音は Shure が最高だ!」となっている。
で、問題は「外出時に聴く」イヤホンである。春とか初夏・秋・初冬には勿論愛用の Shure の有線ヘッドフォンを使ってもいいのだが、何しろ線が邪魔して「外ではどうにも使えない」のである。それで Klipsch のネックバンド式ワイヤレスを使用していたのだが、やはりネック式といえども頭を動かす度に微妙にネックがズレて何とも不快なのだ。まあ、今は何とか我慢している。それでワイヤレスということになるのだが、いままで普通タイプの安いイヤホンや現在の Aviot を含めて5、6種類ぐらい使って見た結果、やっぱりイヤホンは(何でもそうだが)安い値段のものは「それなりに悪い音質」である。安くて良い音質ということは「絶対にない」のだ(断言しても大丈夫かな?)。勿論、2、3千円のオマケに毛が生えた程度のものは論外として、7、8千円クラスのものから1万数千円のものまでの価格帯は「ちょっと良い音」とか、或いは「低音が迫力ある」とか、または「高音が耳に刺さらない」とか、要するに入門用である。イヤホンは2万円以上から「使えるレベル」になると言っても過言ではない。
じっくり音楽と向き合って、作曲家や演奏家の意図を汲み取り、芸術の広大で深淵な世界を探索しようという向きには安物では「物足りない」のだ。とはいえ、私はそれほどのオーディオマニアではないから「時々」そんな気になるだけだが、それでもせっかく買うのだから「最高のもの」が欲しいというミーハーである。都合の良いことに年金暮らしだから、値段は5、6万でも一向に構わない(若者が聞いたらメチャクチャ怒るだろうなぁ)。それで例によって Amazon で調べると、Shure のSE535というのがBAドライバーが高音と低音用2コのセットで6万で出てた。一つ下のSE425はドライバ2コで35000円ほどである。この違いは低音用にドライバーを増やしている点だが、私はクラシック専門みたいなものだから低音は必要ないので、SE425の方が合っていると思う。これはBT2とあるのでブルートゥースのケーブルと有線ケーブルの両方がMMCX接続で使える。一応これで冬用のイヤホンは決まりだ。因みにBAドライバーというのはダイナミックドライバに比べて「より繊細な音表現」に向いているらしいのだが、実は聞き分けるのは難しいらしい。つまり、余りどうこう考えなくても良さそうである。
ということで、今度春先に出る Shure の完全ワイヤレスは、このSE425との比較になるわけだ。私は先だって勇み足で買ってしまったMMCXのリケーブルが余っているので、完全でも連結でも両方使える訳である。完全ワイヤレスで一番の問題点であるイヤーピースの具合が心配だが、コンプライの「ふわふわ」が使えれば問題ない。本体持続時間も8時間と十分持つ。残る点は勿論「音質」だが、Shure が出す以上は「他のメーカーとの圧倒的な差」を見せつけるのではないかと内心期待はしている。例えば Sennheisar のトゥルーワイヤレス「モメンタム」とか、Klipsch の「T5」或いは今度新しく出すというCES発表の「T10」とか、ライバルも一斉に完全ワイヤレスで攻勢をかけて来ているのだが、やはり本命は Shure の完全ワイヤレスになると思う。AKGは韓国サムソンから技術提携で完全ワイヤレスを出してくるらしいが、韓国が苦手なのでこれは却下した。まあ、何れはAKGブランドで出してくるとは思うが、件のランキングではトップ3にも入っていない6位だったので、残念だが除外してもいいだろう。まあそれを言ったら Sennheiser だって7位だから問題外だし、SONYもJVCもオーディオテクニカも似たようなもんだから困っちゃうわけだが、ここは Shure 一本で行くことにしよう。唯一気になるのは Klipsch だが、ネットで見ると本体持続時間が6時間と短い。それに「小ささ」を前面に売り出しているところが気に入らないので、一応除外しておいて問題ないだろう。それにイヤーピースの取り付け口が特殊な形態が多いので、コンプライのが使えない可能性もある。MMCXが接続できない可能性も含めて、使い回しができないようならこれも残念だが却下になりそうだ。
Shure はニュースによると今年のCESでワイヤレスヘッドフォンも発表しているから、春から初夏にかけてはこちらの方が使う機会は増えるかも知れない。何にしても音質ということで言えば大型ヘッドフォンの方が数段有利と言える。私は夜中に大音量で音楽を聞くと言ったが、有線ヘッドフォンで聴くボーカルはまさに、「歌手の肉声」を目の前に聴ける至福の時間なのだ。この肉声というのは呼吸や筋肉や目の奥の情熱を直に感じる感覚で、これが数千円のイヤホンと数万円のイヤホンとの違いである。この違いを感じるところが「音楽を楽しむ」ことなのである。音はそれほど重要ではない。例えば仮にヤマハのアップライトピアノを狭いホテルの部屋で弾いていたとしてもそれがアルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリだったなら、音などはもう関係ないだろう(実際、日本公演の時の練習用にホテルに担ぎ込まれたのはアップライトだったそうだ、未確認情報だが)。音楽は、人間が奏でてこそ「生き生きと感じることが出来る」芸術なのである。だから私は、音質には余り拘らない。例え1930年代の古いSP録音でも、今でも「素晴らしい演奏」としてスマホに入れているくらいだ。だが近年、左耳の中が「音割れ」するようになって来て、特にイヤホンで聞いていると「アルミの盥を引っ叩いているような音」がするのには閉口している。何とかならないものかと思っているが、今度耳鼻科に行って見てもらうつもりである。しかしこれが、もしもずっと治らないとすると高いイヤホンを買っても宝の持ち腐れになるから、それもどうしようか迷っているわけで、何か迷うことばっかりの年明けになってしまった。何か考えると、2020年は「迷い」の年なのかも知れない、ああ悩む悩む。
と言う訳で今夜はナット・キング・コールのバラードなんぞを聴きながら、お休みなさい・・・。
ヘッドホンの性能は、スピーカーやマグネットなどの振動駆動系と、それを制御するネットワーク系の総合力で決まる。またこれとは別に、音楽にもクラシックからロック・R&B系やJポップまで幅広いジャンルがあって、それぞれにユーザーが求める音が違う。だから私の求める音質が万人受けするとは思っていないのである。で、それを加味して私の好きな音響メーカーはと言うと、何を隠そう「Shure」なのだ。・・・結局は TIME紙 に載ってた2016年のヘッドフォン・ランキングを「そのまんま」受け売りしたわけだが、これで皆さんには私の耳が相当西洋かぶれした「ミーハー」だと分かると思う(自虐)。言い訳がましく言えば、AKG も GRADO も Sennheizer も聞いてない。要するにランキングの1位と3位を所有しているに過ぎないのである。だが shure と Klipsch には、とても満足している。流石に1位と3位である。Shure を買ってみた結果その音が大変に素晴らしかったので、「ランキングは正しかった」と信用したのである。そのランキングで、私の愛用していた BOSE は12位だった。ちなみにランキングでは「音ではない」と評価されている(ガチョーン!)。で、実際はどうかというと、やっぱり音が安っぽい感じがして「全然違うなぁ」と感じた(私の感想である)。私の中ではそれ以来「やっぱり音は Shure が最高だ!」となっている。
で、問題は「外出時に聴く」イヤホンである。春とか初夏・秋・初冬には勿論愛用の Shure の有線ヘッドフォンを使ってもいいのだが、何しろ線が邪魔して「外ではどうにも使えない」のである。それで Klipsch のネックバンド式ワイヤレスを使用していたのだが、やはりネック式といえども頭を動かす度に微妙にネックがズレて何とも不快なのだ。まあ、今は何とか我慢している。それでワイヤレスということになるのだが、いままで普通タイプの安いイヤホンや現在の Aviot を含めて5、6種類ぐらい使って見た結果、やっぱりイヤホンは(何でもそうだが)安い値段のものは「それなりに悪い音質」である。安くて良い音質ということは「絶対にない」のだ(断言しても大丈夫かな?)。勿論、2、3千円のオマケに毛が生えた程度のものは論外として、7、8千円クラスのものから1万数千円のものまでの価格帯は「ちょっと良い音」とか、或いは「低音が迫力ある」とか、または「高音が耳に刺さらない」とか、要するに入門用である。イヤホンは2万円以上から「使えるレベル」になると言っても過言ではない。
じっくり音楽と向き合って、作曲家や演奏家の意図を汲み取り、芸術の広大で深淵な世界を探索しようという向きには安物では「物足りない」のだ。とはいえ、私はそれほどのオーディオマニアではないから「時々」そんな気になるだけだが、それでもせっかく買うのだから「最高のもの」が欲しいというミーハーである。都合の良いことに年金暮らしだから、値段は5、6万でも一向に構わない(若者が聞いたらメチャクチャ怒るだろうなぁ)。それで例によって Amazon で調べると、Shure のSE535というのがBAドライバーが高音と低音用2コのセットで6万で出てた。一つ下のSE425はドライバ2コで35000円ほどである。この違いは低音用にドライバーを増やしている点だが、私はクラシック専門みたいなものだから低音は必要ないので、SE425の方が合っていると思う。これはBT2とあるのでブルートゥースのケーブルと有線ケーブルの両方がMMCX接続で使える。一応これで冬用のイヤホンは決まりだ。因みにBAドライバーというのはダイナミックドライバに比べて「より繊細な音表現」に向いているらしいのだが、実は聞き分けるのは難しいらしい。つまり、余りどうこう考えなくても良さそうである。
ということで、今度春先に出る Shure の完全ワイヤレスは、このSE425との比較になるわけだ。私は先だって勇み足で買ってしまったMMCXのリケーブルが余っているので、完全でも連結でも両方使える訳である。完全ワイヤレスで一番の問題点であるイヤーピースの具合が心配だが、コンプライの「ふわふわ」が使えれば問題ない。本体持続時間も8時間と十分持つ。残る点は勿論「音質」だが、Shure が出す以上は「他のメーカーとの圧倒的な差」を見せつけるのではないかと内心期待はしている。例えば Sennheisar のトゥルーワイヤレス「モメンタム」とか、Klipsch の「T5」或いは今度新しく出すというCES発表の「T10」とか、ライバルも一斉に完全ワイヤレスで攻勢をかけて来ているのだが、やはり本命は Shure の完全ワイヤレスになると思う。AKGは韓国サムソンから技術提携で完全ワイヤレスを出してくるらしいが、韓国が苦手なのでこれは却下した。まあ、何れはAKGブランドで出してくるとは思うが、件のランキングではトップ3にも入っていない6位だったので、残念だが除外してもいいだろう。まあそれを言ったら Sennheiser だって7位だから問題外だし、SONYもJVCもオーディオテクニカも似たようなもんだから困っちゃうわけだが、ここは Shure 一本で行くことにしよう。唯一気になるのは Klipsch だが、ネットで見ると本体持続時間が6時間と短い。それに「小ささ」を前面に売り出しているところが気に入らないので、一応除外しておいて問題ないだろう。それにイヤーピースの取り付け口が特殊な形態が多いので、コンプライのが使えない可能性もある。MMCXが接続できない可能性も含めて、使い回しができないようならこれも残念だが却下になりそうだ。
Shure はニュースによると今年のCESでワイヤレスヘッドフォンも発表しているから、春から初夏にかけてはこちらの方が使う機会は増えるかも知れない。何にしても音質ということで言えば大型ヘッドフォンの方が数段有利と言える。私は夜中に大音量で音楽を聞くと言ったが、有線ヘッドフォンで聴くボーカルはまさに、「歌手の肉声」を目の前に聴ける至福の時間なのだ。この肉声というのは呼吸や筋肉や目の奥の情熱を直に感じる感覚で、これが数千円のイヤホンと数万円のイヤホンとの違いである。この違いを感じるところが「音楽を楽しむ」ことなのである。音はそれほど重要ではない。例えば仮にヤマハのアップライトピアノを狭いホテルの部屋で弾いていたとしてもそれがアルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリだったなら、音などはもう関係ないだろう(実際、日本公演の時の練習用にホテルに担ぎ込まれたのはアップライトだったそうだ、未確認情報だが)。音楽は、人間が奏でてこそ「生き生きと感じることが出来る」芸術なのである。だから私は、音質には余り拘らない。例え1930年代の古いSP録音でも、今でも「素晴らしい演奏」としてスマホに入れているくらいだ。だが近年、左耳の中が「音割れ」するようになって来て、特にイヤホンで聞いていると「アルミの盥を引っ叩いているような音」がするのには閉口している。何とかならないものかと思っているが、今度耳鼻科に行って見てもらうつもりである。しかしこれが、もしもずっと治らないとすると高いイヤホンを買っても宝の持ち腐れになるから、それもどうしようか迷っているわけで、何か迷うことばっかりの年明けになってしまった。何か考えると、2020年は「迷い」の年なのかも知れない、ああ悩む悩む。
と言う訳で今夜はナット・キング・コールのバラードなんぞを聴きながら、お休みなさい・・・。
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