1、オンラインカジノは何故違法なのか?
今、オンラインカジノで注目を浴びている「くるま氏」だが、本人は謝罪して当分自粛するらしい。この問題はワイドショーでも取り上げられて随分問題になっていたが、海外でするとOKで日本でやったら違法だそうだ。カジノ好きからは「違法性の線引があいまいだ!」と意見百出だそうで、「じゃあ競馬競輪は合法で、カジノが違法っていう根拠を示せ!」とネット民達からはいっせいに文句が出ているという。日本も今後IRカジノを開く方向で検討中だそうなので、この辺りの法整備を急ぐべきとの専門家の指摘がワイドショーでも取り上げていた。では何故オンラインカジノが「違法なのか」というと、それは
「公営じゃないから」
である。ギャンブル大国の日本で賭博を開催出来るのは「国家だけ」なのだ。理由はこれ一点だけである。民間で勝手に賭場を開帳すると胴元の利益を捕捉することが難しくなり、当然の結果として各種脱税は勿論のこと、資金洗浄やヤクザの資金源になったりして「犯罪の温床」になりかねない。そこで公営ギャンブルとして国家が目を光らせて、悪事に流用されないように「常に監視」しているというわけである。実に簡単な話なのだ。警察が認めている賭博「以外はすべて」お縄頂戴なんである(一件落着!)。高比良くるま氏も認識が甘かったとか言う前に「この理屈」を勉強して置けば、謝罪することもなかったし自粛なんて生産性のないことを無理強いされることもなかったんじゃないだろうか。何事も勉強である。
2、ギャルの会話
若い女性の会話を聞いていると「カワイイ〜!、オイシイ〜!、スゴ〜イ!」の3語を連発すれば、それでコミュニケーションがバッチリ取れるかのようである。要するに会話と言っても既に「感情表現」と化しているのだから細かい意味を求めても無理なわけで、お互い大いに盛り上がってキャッキャッ騒げればそれで用は足りるのだ。しかし、いい大人が何とか会話の輪の中に入れて貰おうと思って同じような単語を連発すれば、「こいつ何言ってんの!?」と白い目で見られて「あっち行けよ!」と放り出されるのがオチであろう。オジさんは黙って遠巻きに見ているのが無難である。
もはやギャルには「言葉は必要ない世界」に突入しつつある、と肝に銘ずべし!
3、日本語の使い方が変?
私は最近の日本語が乱れていることに心を痛めている数少ない世代の一人である。例えばやたらと耳にするのが「関係性」という言葉遣いだ。関係性?、シンプルに「関係」で良くない?、って思う。とにかく昔は関係性などと言う人は一人もいなかった。例えば父と私の関係は「親子」であり、続柄は私から見れば「父」で父から見れば「息子」となるわけだ。二人の間には血縁「関係」があるが、じゃあ二人の「関係性は?」と質問されたら「?」となってしまう。関係性って何?、なのだ。
これはもしかしたら英語の relation と relationship の使い分けを若者が何かカッコいいと思って勝手に流用し、無理やり関係性などという「変な訳」を作り出して、それから何でもかんでも関係で済むところをわざと関係性という言い方に変えて自慢してたんじゃないだろうか。これにノータリンな大人が乗っかって同じように使い出したので流行語のようになっているが、日本語の「関係」というのは〇〇と✕✕との間の係わりを表す名詞のことであって、「流動性」のように動き・変化を前提として何かの「性質」を表す言葉と違い、内容は「そもそも固定している」わけである。
例えば「二人の関係性は親密だ」などという言葉使いは全くの間違いであって、この場合「二人は親密な関係だ」と言うのが正しい(わざわざ言う程のことじゃないのだが)。そこで試しにネットで調べてみると何と、はっきりと「関係と関係性の使い方」なんて表題で記事が載っているから驚く事頻りなんである。これじゃあ若者が間違えるのも無理ないじゃないかぁ~(オーマイガッ!)。
・・・もう昭和生まれの後期高齢者は、文句言い言い退場するしかないのでしょうか?
美しい日本語がどんどん廃れてゆき、変な言葉使いが我が物顔で蔓延していくのを見るといつの世にも言われ続けて来た言葉だが、「ああこの日本はいったいどうなっちゃうんだろう?」って、そんな虚しい気持になるよねぇ、・・・誰か教えてぇ〜。
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