goo blog サービス終了のお知らせ 

明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフ通信(12)ニトリレディス、悲しみの総括!

2021-08-29 21:07:16 | スポーツ・ゴルフ

しかし毎回、シレッとした顔で勝たれたんじゃ、面白くも何ともないよねぇ、ホント。思えばついこないだまで、上田桃子に始まるベテラン勢の逆襲はコロナ禍で沈潜したツアーを大いに沸かせてくれたもんである。振り返ってパナソニックの驚きの上田桃子、間に執念の大里と意地の勝を挟んでヨネックスの笠りつ子、それからサントリーの青木瀬令奈に追撃の巨人・鈴木愛が来て、奇跡の復活劇・堀琴音の涙の優勝がありーの、ママさんゴルファー若林舞衣子が赤ちゃんと優勝インタビューがありーの、と続いた。やっぱスポーツの「爽やかな感動」が、我々の鬱々とした暗い気分を吹き飛ばしてくれる最高のドラマだと再認識した次第である。そして今週、小祝の3週連続優勝がかかったニトリが何と何と、「永久シードを狙う」全美貞の「奇跡の大復活優勝か」と全ファンの期待がかかるという、願ってもない絶好の盛り上がり・・・

「だった」のだ・・・。残念!。

とにかく稲見じゃ「見てて華が無い」から、ゲームがつまんない事この上無しだ。せめて演技でもいいから「ハラハラドキドキの演出」をして欲しいのだが、シャアシャアとした鉄面皮の稲見じゃあ、ハア無理だろな、マジで飽きた。

というわけで今週はしょうが無いから、優勝者「以外」の話題をサラッと書いてみたい。

1、堀琴音がコースレコードを叩き出す!
3日目に何と1イーグル8バーディ1ボギーの9アンダーという「スコア爆発」で一気に3位から30人ゴボウ抜きして「5位」にジャンプアップ。ついこないだまで不調に苦しんでいて、このままゴルフを続けていって良いんだろうか、とまで悩んでいた選手とはとても思えない、圧倒的バーディラッシュの「ひとりミラクルショー」を披露した。この所、成績も常に上位をキープしていて、もう完全復活というより「優勝を争える中心メンバー」になっているのだ。いやはやゴルフって、「ちょっとした事」で突然上手くなることがあるからね、マジでホント(これ、私の体験談です、はい)。これからは「次、いつ勝つか」というのが話題になる選手、と紹介したい存在。それに笑顔も可愛いし、ファッションも可愛い!(これ、私の個人的好みですぅ・・・)

2、全美貞はまたも涙!
3日目までトップを走っていたのに、又しても逆転優勝を稲見に持っていかれた不運の女王でした。これで20−21シーズン最終日最終組での成績は、ニチレイレディス、資生堂レディス、大東建託いい部屋ネットレディスに続いて今回も「ゴール前で差し切られ」ての、悔しい2位という結果になってしまった。調子は全盛期のバリバリ勝っていた頃に戻りそうな勢いだから尚更である。今季のスタッツはこれと行って目を引く数字は持っていないが、特に良いと思うのが「パー4での平均スコアが6位」と好調なことであろう。悪い所は勿論「最終日、特に4日目のスコアが52位」と、長丁場に弱いことだ。これは年齢から言って「仕方ない」ことだとは思う。段々と体力の衰えて来る中で「永久シード」を狙うとすれば現在25勝だから、あと5勝である。アン・ソンジュ28勝が休んでいて足踏みしてるから、残る可能性は、李知姫が23勝・申ジエが26勝と、ほんの数人しかいない(しかも全部韓国選手である。日本人は残っているのは大山ぐらいだが、後は若手に期待するしかないというのが現状だ)。中でも今「最も勢いのある」のが全美貞である。今回だけは何とか彼女に勝たせたかった。・・・残念で仕方がないです。

3、その他惜しかった選手
全美貞が勝てないとしたら、せめて他の誰かに勝って欲しいと思って見ていたが、最終日は「名物の風」が強烈に吹いてきて、有力選手がバタバタとスコアを落としていったのが残念である。「山路晶」は伸び盛りでまだ波があり、勝つまではもう少し時間がかかりそうだ。「勝みなみ」はだいぶ良くなっては来ているが、グリーン周りが良くない。特にショートアイアンでも「力を入れてる」のが私は気になる(偉そうに言うな!)。もう150を切るくらいになったら大きめのクラブを持って、ちょっとバックスイングをコンパクトにするとかして、ピンにからむショットを打たないと勝てないと思うんだがねぇ・・・?。誰かアドバイスする人はいないのかい!(いないから調子が上がらない!)。それに引き換え「三ヶ島かな」はここへ来てグッと伸びた選手。順位も上位をキープしてるから、近々初優勝もあるかも。・・・期待したいねぇ。だが、それ以上に優勝が待たれる選手が「高橋彩華」である。こちらも全美貞と同じく、いつも最終日に逆転されて「まっこと不運の連続」だった。彼女のお得意の「後半にテンパって来て」耐えられずに崩れていくイメージの「メンタル弱さ」もここ何試合かは何とか吹っ切れたのか、落ち着いているように見える。まあ優勝争いに絡んでいないというのもあるだろうが。次回は是非優勝の美酒を味わって貰いたい選手の筆頭と、私は睨んでいるのだ(誰でもそう思っているだろうが!)。

4、古江彩佳よ、早く戻ってこい
今回話題には登らなかったが、7月半ばのサマンサタバサで14位に終わって以来、海外でメジャーを転戦してたのは皆さんご存知の通りである。コロナ禍でスケジュールが合わなかったが、彼女が出ていれば稲見なんかの優勝は無かった「かも」・・・と言うほどの「今、乗りに乗っている実力者」である。次の復帰戦はいつなのかまだ未定だが、必ずや熾烈な「賞金女王争い」を見せてくれるのは必至だろう。彼女の類まれな「正確無比なショット力」を早く見たいものである。

5、その他の注目選手
○ 鶴岡果恋・脇本華・宮田成華は、スイングが流れるように綺麗で無駄な動きがなく、なおかつ飛ぶという「参考にしたいスイングの持ち主」である(私の見方)。最近急激にツアーの上位に顔を出しているので、テレビでも結構映すようになってきた。全体的に上り調子の選手である。順位がどうこうと言うより、スイングを見て研究したい部類だ。

○ 松森彩夏・新垣比菜・松田鈴英の3人は、期待されてたのに「どん底」まで落ちて「もがいている」と言えそうな、今とても「苦しい状況」の選手(松森は少しずつだがよくなっているみたいだが)。特に松田鈴英など、プロテストだかなんかで1位通過して脚光を浴び、2018年にはランキング11位と上位に入って、飛距離も出るし「パーオン率1位」を取るなどのアイアン名手で、若手黄金世代のトップランナーだったのだ。それが去年あたりからダダっと下がってきて、今じゃ予選通過がやっとという体たらく。一体彼女に何があったのか?。・・・まあ、そういうふうに「追い込むのが一番悪い」と思うのでやめておくが、このままズルズルと下がっていっては「せっかくの大器」が持ったいない。せめてキチンとしたコーチを付けるとかしたらいいのに、と思ってしまう(今いるコーチは黒宮幹仁という人)。去年から教わっているらしいけど、この人上手いのかなぁ。河本結や松山英樹を指導する「目澤秀憲コーチ」と大学の先輩後輩の間柄らしい。でも、結果が二人とも出ていないから、どうなのかと思うよね。まあとにかく松田鈴英には頑張ってもらいたい。ちなみに彼女B型だそうだが、「研究熱心が仇になりスイングがおかしくなる」場合がB型にはよくあるらしいから、要注意である。

○ 堀奈津佳は妹の琴音が大復活優勝をしたので日の目を見た選手だが、元はと言えば2012・13と二年連続で2勝ずつ上げていて、賞金ランクも一時は10位まで登っていった実力ある選手である。何だか「肋骨だか」なんかの怪我で不調に陥ったと言う噂があり、その後も調子が出ずに、予選を通ったのが去年の明治生命安田の23位Tだというからマジに絶不調のどん底である。もしかしたらツアーで戦うには、もう体がついて行かないのかも知れない。それにしてもテレビで見る限りは二人揃ったところが見えなくて、「姉妹の仲が余り良くない」みたいなのは、他人事ながら心配である。妹が先に復活してしまったので、これからますます二人の差が開いていくだろうし、仲が良くなるというのも難しいのかな。テレビに映らないところでは仲良くしているのかもしれないけど、心配してるファンも多いと思うので、一緒にご飯食べているところなどネットに上げてもらえたら安心だけど。ちょっとネットで調べてみると、堀奈津佳は諸見里しのぶのコーチでもあった「江連コーチ」の教え子だそうだ(あの不評の・・・である)。今はどうか知らないが、まともなコーチに習うのが早道かもね。彼女の復活を心から望んでいるのは私一人ではないと思います。

以上。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿