2023年10月17日(火)今日は雨が上がりちょうどよい気温でした。秋らしい天候はいつまで続くのかな?
家畜や養殖魚に抗生物質を与えることについては、病気を防いでくれるとともに家畜等が肥満する現象(大きく成長する)がみられることから、生産者側は必要なものかもしれないが、抗生物質を多く摂取して成長している家畜などの肉を食べる側としては気持ちがいいものではない。(薬剤耐性菌は抗生物質を飲んだ人の腸や抗生物質が流れ込んだ下水などで生き残り、耐性をさらに高めている。抗生剤が効かなくなる。 )
前回は抗生物質がリーキーガット症候群を招く要因の一つであることを書いたが、そうは同時に善玉菌のアッカーマンシア菌が減少していることを意味する。
つまり、前回は、「肥満の人はアッカーマンシア菌が少ない」と書いたが、抗生物質を投与するとアッカーマンシア菌が減少して、家畜等が肥満するということになる。
ところが、抗生物質だけではないらしい。
非吸収性の人工甘味料もアッカーマンシア菌を減少させるという。
糖分を減らしているから太らないと勘違いしているが、長期間の人工甘味量の飲用で肥満が生じることになる。残念ながら。
薬剤でアッカーマンシア菌を増加させるものがあるらしい。
メトホルミンだ。
メトホルミンは血中から便中にぶどう糖を出す作用があり、このぶどう糖を餌にアッカーマンシア菌が増殖し、同薬の血糖降下作用の一部になっていると考えられている。
あまり知られていないアッカーマンシア菌は抗炎症作用や、抗肥満、血糖降下作用などすぐれた働きをすることが明らかになり注目されている。
抗悪性腫瘍剤の PD-1 阻害剤の作用を増強させる作用も指摘されている。
超優れた腸管内の善玉菌だ!!!
前回も書いたように昔からの日本食を毎日食べることだ!!!
アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー、自己免疫疾患などは、食事内容に大きく関係する。日本食から遠く離れた食事をしてきた人は、ちょっと試してもらいたいなと思うが、残念ながら、戦後の加工食品の味に麻薬のような依存症状になっていて、そんな食事に戻れないという人が多い。