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青空ーすべてはバランス

コレステロール part3 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とは?

2022年1月10日(月)成人の日で祝日。ある程度いい天気でした。気温が上がりました。いつもこの程度の寒さならいいのになぁ。

今日は、七十二候の水泉動 (しみずあたたかをふくむ)。地中で凍っている水に動きがみられる季節とされる。寒さが極まるこの頃でも、大地の水は静かに動き始める。 

(前回から続いて)飽和脂肪酸の摂りすぎを防いでコレステロールのLDLを正常な範囲にすることも大切です。
すべて「適度」と「バランス」という言葉だけで解決するんですが、そうはいかないのが人間。健康診断などで要精密検査の通知が来てあわてることになる。

まず、飽和脂肪酸とは?

脂質の材料で、エネルギー源として大切な脂肪酸。
どんなものがある?

バター、ラード、ショートニング、ココナッツオイル(やし油)、パーム油、パーム核油、脂身の多い肉(ばら肉、鶏皮、牛テール、牛タンなど)、ベーコン、ソーセージ、チーズ、ココナッツミルクなど。

溶ける温度が高く、常温では固体で存在するようなものです。

飽和脂肪酸(ラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸・ステアリン酸)の悪い面は体内で固まりやすく、血液の粘度を高めて流れにくくすること。
そして、中性脂肪や悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロールの合成を促すから、LDLが過剰に増えてしまう。これらが血管の壁にへばりつき血栓ができやすくなる。
つまりは、肥満、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病につながる。
もちろん、飽和脂肪酸が少なすぎても血管がもろくなり、脳卒中などにつながることになる。

飽和脂肪酸があれば不飽和脂肪酸がある。

植物や魚の脂に多く含まれるもの。体内で合成できないため、摂取する必要がある。必須脂肪酸はこれに含まれる。

一価不飽和脂肪酸・・・オレイン酸・・・オリーブ油
多価不飽和脂肪酸
n-3系・・・α-リノレン酸・・・体内でIPA(イコサペンタエン酸)、さらにDHA(ドコサヘキサエン酸)と変化する。
n-6系・・・リノール酸・・・体内でアラキドン酸を作り出し、イコサノイドという生理活性物質にもなる。
α-リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸は必須脂肪酸。   

LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っているけど、一方で、熱・光・空気で酸化しやすく、過酸化脂質になるので注意が必要。

どんな食品があるの?
オレイン酸   ⇒ ひまわり油、サフラワー油、オリーブオイル、マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツ
αリノレン酸 ⇒ アマニ油、くるみ、シソ油、ごま油、菜種油
DHA・EPA   ⇒ 青魚など
リノール酸   ⇒ サフラワー油、ひまわり油、綿実油、大豆油、コーン油
γリノレン酸 ⇒ 月見草の油や種子、母乳
アラキドン酸  ⇒ レバー、卵黄、からすみ、さわら

ナッツ類の中で一価不飽和脂肪酸のオレイン酸を一番多く含むものがマカダミアナッツですね。以外に知られていない。
ナッツ類の中で多価不飽和脂肪酸のn-3系α-リノレン酸を一番多く含むものはクルミのようです。

これまで何度もクルミの素晴らしさを学んできたけど、やはりクルミはすごい。抗酸化作用抜群。ストレス抑制に効果抜群!



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