with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第24話《猫ちゃんのためのクリスマスストッキング!》

2023年06月05日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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12月22日です。

今日はリヴァプールのクリスマスマーケットを楽しむことにしています

ーロッパのクリスマスマーケットはオーストリアで行ったことがあります。

ザルツブルグ、クラーゲンフルト、グラーツを周遊

「まだ海外一人旅が出来なかった頃なんだけどね

街の通りには、子供達のために小さな遊園地が設置されていてビックリ

「子供たちは楽しそうに乗っていたなあ

街にナマハゲのような着ぐるみがウロウロしていて、子供たちが逃げ回っていたり

「へー クランプスって言うんだあ

聖ニコラウスがやって来て良い子にプレゼントをくれる時に一緒にお供で来るらしいんです。

お供してきたクランプスの仕事は悪い子を叱って良い子にする事と悪霊払い

「本当に怖くて、ナマハゲみたいですよ

「クランプスで検索したら画像が観れちゃいます。」

 

「グリューワインと呼ばれるホットワインは美味しかったなあ

街ごとにちょっと雰囲気が違っていて興味深かったのを思い出しました。

ウィーンは市庁舎前の広場のクリスマスマーケットがとても有名ですよね

マーケットの規模や特設の遊園地など素晴らしいです。

市庁舎の中では子供たちのためのイベントも一杯「さすがヨーロッパのクリスマスマーケット

子供から大人まで楽しめる空間がウキウキさせてくれました。

 

「リヴァプールの街のクリスマスマーケットだって観たいよね

そう思ってこの日は日程を空けていたんです

「でも、その前にやらなきゃならないことが出来ちゃいました

昨日Nahoさんのお宅でクリスマスプレゼントを頂いちゃったんです。

可愛い猫のグッズたちの中に赤いストッキング

「なんと キャットストッキング

これは『猫ちゃんがサンタさんからプレゼントを貰う』ためのストッキングなんです

「猫ちゃんのためのクリスマスストッキングなんて

「猫ちゃんもサンタさんからのプレゼントを待っているなんて

「さすがヨーロッパは発想が違うわあ

それでこの可愛いキャットストッキングをお土産にしようと思いつきました

猫のブログをアップしているので猫飼いさんのお友達がとても多いからです。

「猫飼いさんならきっと喜んでくれよね

 

Nahoさんは確かラジオシティタワー辺りの雑貨屋さんで探したと言っていました。

「私へのクリスマスプレゼントを探してくれたなんて」「嬉しくなっちゃう

ラジオシティタワーの先の広場に面して、リヴァプールのオフィシャルショップがあります。

セントジョンズショッピングセンターや小売りのお店が並んでいます。

「たぶんこの辺りのお店」「このお店から入ってみよう

「クリスマスストッキングだからクリスマス用グッズが並んでいる棚よね。」

最初の数軒には全くそれらしいキャットストッキングは見つからず

「もう3軒目なのに見つからない」「今日は22日だし」 

「クリスマスグッズも殆ど売れ残りだもんね

「全部売れちゃっているのかなあ

セントジョンズショッピングセンター内で、たまに立ち寄る食品や雑貨販売のお店の前に来ました

「ここも入ってみよう

ここでも最初、奥にあるクリスマスグッズ売り場に行きます。

「見逃さないようにしなくちゃ」「やっぱりないのか

「そうだ おもちゃ売り場って行ってみよう

おもちゃ売り場もじっくり探してみたけど見当たりません。

 

諦めきれずにまたクリスマスグッズ売り場へ行って隅々まで見渡します

「やっぱりここじゃないのかなあ」諦めかけた時です

そこからレジの方向にクリスマスのキッチン用装飾品が見えました

「キッチン用品じゃないんだけどね。」

「でも可愛いお土産になるようなものがあるかも・・・」

そんな思いで眺めていると「ありました

1つだけ猫のストッキングが他のものに混ざって吊るされていました。

「1つだけなの」見つかったところは何だか違う場所に吊るされている感じです。

「きっと他の場所に吊るしてあったものだよね」先の方に探しに進みます。

「あったー

「やっと見つけたー

もうクリスマス用の商品はみんな残り物って感じです。「とにかく集めてみよう・・・」

 

「可愛いし、日本にはない発想だし

「しかも布だから軽いのは助かるなー」お手頃価格なのも数が必要なお土産にはぴったりです。

吊るしてあるものや、他の商品と一緒に積まれている物の中を探して10数枚見つけました

ブログで出会った猫飼いさん達のお土産に足りそうです。

「Nahoさん 見つけたよ~

早速Nahoさんに報告のメールです

「私が残り全部買い占めたから

 

 

 

 

続く

 


第23話《帰りのバスに乗ったけれど・・・》

2023年06月05日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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こうして楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました

ご主人もショッピングから帰ってきたのでご挨拶をしてバス停に送って頂きます。

「アンフィールドのバス停じゃない方

小雨の降る中、お兄ちゃんとHanaちゃんの後を付いて行きます。

バス停で少し待っているとバスがやって来ました。

「バスの番号は119番だ」「これってグディソンパークに行く時に乗ったバスだよね

「アンフィールドとグディソンパークは公園を挟んでいるだけだからね。」

でも、位置関係はあまりよく分かっていない私です

「またねー

 

Nahoさんとは月曜日に一緒に過ごすことを約束してお別れしました。

「外はもう真っ暗になっちゃった。」

シティセンターに向かえばいいから、バスにのんびり座っていて突然気が付きました

「降りる場所が分からない」「クィーンスクエアってのは分かっているんですよ。」

でもバスに次の停留所の表示が出るとか、車内放送とかないんです

「しかも外は真っ暗

「景色が見えないから、どこを走っているのかも分からない

「どうしよう どうしよう

他の乗客は次々降りていってしまって、バスは寂しくなっていきます

「そうだ ドライバーさんの横の席に移動だ

停車したところでドライバーさんの所に移って話しかけます

「私、クィーンスクエアで降りたい I want・・・」

ドライバーさんに通じたみたい 頷いてくれました

「良かった」暫くして窓の外に灯りが多くなって来ました。

するとドライバーさんが何か話しかけてくれましたよ。

「到着ってことね

リヴァプールでお友達と過ごす旅になったのに、未だにこんな風に移動している情けない私です。

 

Nahoさんのお宅を出る時にはミナコさんにメールで連絡

「駅で再びミナコさんと待ち合わせなんです。」

「入場のときに使ったメンバーズカードをお返ししなきゃね

ミナコさんは試合中、晴天だったことに驚いていました

「私の晴れ女力は、今回も健在みたいね

「天気予報では一日中雨だったもんね。」

イングランドではよくある「晴れ」「曇り」「雨」が繰りかえす予報じゃなくて、ずっと雨になっている程の天気予報でした

「なのに試合中は晴天だったもんねー

 

そしてミナコさんにNahoさんのお話をするとお知り合いってことも分かりました。

「NahoさんはEriさんともお知り合いなんだよね

同じリヴァプールで暮らす日本人同士だから、お互い出会う機会があるんですね。

「みんなが繋がっているってなんか嬉しいわあ

こうして私の遊ぶ時間に合わせて、またご主人とライムストリートの駅まで来てくださったミナコさん

「本当にありがとう

「ミナコさんもご主人もとっても優しいのね。」

 

ミナコさんとも、なごり惜しかったけれどこの辺でお別れです

私は駅でビールと夕食を買って帰ることにします。

ホテルの部屋に戻ってパソコンでメールをチェックしよう

「シッターさんからメールが届いてるよ」旅では毎日、ペットシッターさんからのメールが楽しみな私。

その日の圭佑の写真が一緒に送られてくるからです

「圭佑、いつも通り食欲があって良かった

そしていつも通りブログの更新

遠く離れた日本から、いつものブログ仲間の方からのコメントの数々。

「遠いイギリスで一人じゃない温かみを感じるひとときです

 

 

 

 

続く