with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第27話《パブランチって美味しい》

2023年06月07日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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聖堂内の見学後、廊下にズラーッと並ぶクリスマスツリーを順番に見ていきました

「こんなにたくさんのツリーを見るのって初めてかも

「みんな違うのも凄いよね。」「写真撮りきれない

十分撮影をした後はお土産屋さんに入ります。

お土産屋さんもしっかり品数が揃っていて見入ってしまいます。

「欲しくなっちゃうものが一杯

猫グッズもかなりあって、かなり楽しい空間です。

 

Nahoさんが私の昼食のリクエストを聞いてくださいます。

「パブでランチを食べてみたい

ネットやガイドブックではパブランチが紹介されているのを見かけていました。

静かな大聖堂のある所から、賑やかな通りに出てランチが出来るパブを探すことにします。

お店の前に書かれているランチメニューをチェック

もちろんNahoさんがメニューを読んで説明をしてくださいます。

「読んで貰っちゃうのも楽チン」「迷っちゃうね。」

ランチを探している辺りは、建物の2階にもお店があるようです。

急な階段を上がって2階のパブも見てみることにしました。

「お客さんが楽しそうにビール飲んでいる

「結構お客さんが入っているし、ここにしてみようか

2階にあるパブで、割とお客さんで賑やかなお店に決めて入ってみました。

 

ランチ時間と言うのに、パブには立ってビールを飲んでいる男性たちがかなりいます。

「ご機嫌に飲んでいますねえ

「テーブル席はまだ空いているのね。」

テーブル席は食事をする人用らしくて、ビールだけの人は座れないようです。

Nahoさんが食事をしたいことを伝えてくれて、札のある席に案内されました。

「勝手に座ることが出来ないようにリザーブ席のようになっているんだね

 

メニューを見ても味付けなんかが分からない私です。

「せいぜい肉の種類の単語が読める程度

Nahoさんが調理方法や味付けまで説明してくれます。

『私はスカンピにしよう

「スカンピ」Nahoさんは先に海老団子を揚げた料理に決めました。

「私はラム肉のソテーにグルービーソースをかけたものにしよう

するとNahoさんは立ち上がって奥のカウンターの方に行きます。

「そうかあ。 パブだからカウンターに注文しに行くのね

「パブって確かカウンターで注文して、キャッシュも渡すんだったよね。」

「みんなお任せしちゃって本当に申し訳ないなあ

 

ランチは両方とも見た目がとても美味しそうです

「イギリスって食事が美味しくないよね・・・」そういう評判をよく聞きます。

「パブランチはお薦めらしいけれどどうだろう

どちらのお料理も気になって食べてみたいので、ちょっとシェアして頂くことにしました。

スカンピの方はテーブルに各種あるソースを選んで自分の好みで頂くようですよ

「そうかあ イギリスのお料理は味が薄いとか聞くのは自分でソースを選ばないからね。」

ソルトを始め、レモンやケチャップやマヨネース、ドレッシング類がたくさんあります。

 

私が注文したラム肉はグレービーソースがかけられています。

「最初から味がしっかりしているね

「これがイギリスの代表的な肉料理で使われるグレービーソースなのね

「とっても美味しい

付け合せの野菜もたくさんあります「ポテトが多いのもイギリスよね

Nahoさんの方はフライドポテトが山のようです。

「アツアツ揚げたてで、ソルトをかけて頂けば美味しいに決まっているよね。」

「私の方はたっぷりのマッシュポテト」マッシュポテトはグレービーソースで頂きます。

 

食後は紅茶を頂くことにします。

「ミルクたっぷりのイングリッシュミルクティを頂くことにしましょう

やっぱり優雅な食事をしようと思うとお友達と一緒っていいなあ

「会話をしながら頂くのは楽しいものね

ゆっくりランチを頂いた後は、旧市街を囲む城壁を散歩することにしました

 

 

 

 

続く

 


第26話《チェスターの観光は大聖堂から》

2023年06月07日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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リヴァプールに来て4日目今日は朝からチェスター観光です。

ライムストリート駅でNahoさんと待ち合わせ。

「おはよう Hanaちゃんは

今朝は小雨が降っているのでお家でお留守番になったそうです。

「私の旅にしては珍しく雨かあ」早速マージーレールでチェスターに行くことにしました。

「あまり乗る機会がないから嬉しいかも

「電車が嬉しいって何だか子供みたい

ホームに行くとちょうど黄色っぽい電車が入って来ました。

こじんまり可愛い電車です。

「車窓はかなり田舎の景色になって行くね

Nahoさんと一緒だと降りる駅も気にしないで、おしゃべり三昧出来ちゃうから油断をしています。

「降りなきゃ」Nahoさんに言われて付いて行く楽チンな観光のスタートです。

 

チェスターは線路の上を渡る橋がとても可愛い駅です。

「赤い手摺りが可愛いよねー

Nahoさんの後を付いて行きながら、必死で写真撮影しているから小走りしている私。

改札を抜けて外に出ると駅舎が長くて、その大きさにはびっくりです

「写真に納まらない

雨は小降りだけれど相変わらず降っています。傘をさして大聖堂の方を目指して歩くことにしました。

「イングランドの雨って傘をさす程じゃないことも多いのにね

 

「チェスターで有名なのは時計塔」しばらく歩くとイーストゲートに到着しました。

「わぁ これがイーストゲート・クロック

ヴィクトリア女王即位60年を記念して作られた可愛らしい時計台なんだそうです。

この時計台の辺りからとても賑やかになって来ました。

このままチェスター大聖堂に行くことにします。

「イーストゲート・クロックから近いんだあ

Nahoさんのちょっと後ろから撮影しながら歩いていると到着です

目の前に重厚な石造りの聖堂が現れました

近づくにつれてその壁などから古さを感じる聖堂です。

 

中に入って行きます。

「日本語のメッセージもあるんだねー

そして廊下には数々の可愛らしいクリスマスツリー

「わあ みんなそれぞれ違うツリーだ

思わずツリーの撮影を始めたら、ツリーは廊下の先の方まで続いています。

「ツリーばかり撮影してもねえ・・・」

ツリーは後回しにして聖堂の中に入って行くことにしました。「凄く広い

「美しいステンドグラス

 

ステンドグラスが美しいのは言うまでもないけれど、壁面に並ぶモザイク画や絵画、彫刻が素晴らしいんです

「チェスターだけあって観光客の方は多いね

でも聖堂の中は神聖さが伝わって来て、キリスト教徒ではない私も神聖な気持ちになって来ます。

こうして見学している間パイプオルガンの演奏が聞こえていました

美しい音色が静かな聖堂に響いています。

「大きくて立派なパイプオルガンね」じっとパイプオルガンを眺めていると・・・

「えっ 人が演奏してるの

「これって生演奏の音

「大聖堂でパイプオルガンの生演奏を聴いてるなんて

「素敵なクリスマスだわあ

しかもここは聖歌隊席の下の彫刻から、高く天井までため息がでるばかりの聖堂です

 

 

 

 

続く