with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第42話《マンチェスターの中華街》

2023年06月17日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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12月27日です。今日はマンチェスター最終日

「あらっ 私ったら何も予定してない

「そう言えば中華街の方へはまだ行ったことなかった

「昨夜食事したリオのお店は中華街に近いって言ってたよね。」

そんな訳で最終日は年末セールを楽しみながら散策することにしました。

ピカデリーガーデンズに突然現れた観覧車を見上げると

「早い」「もうほぼ一周仕上がってる

初日に初めて見た時には半分しか輪がありませんでした。「観覧車ってこんなに組み立ては簡単なの

ピカデリーガーデンズからトラムに沿った通りには多くのお店が並んでいます。

「まずは年末セールをチェックしなきゃ

 

中華街への道すがら、当てもなくまだ歩いたことのない通りを散策して行きます。

ショップの並ぶ通りから中に入るとオフィスが多いみたいですね。

「マンチェスターってちょっと坂が多いのね

昨夜、Takaさんが車で走った通りの記憶を辿りながら、ただただ歩き進んでみます

坂を上がり切った所で通りを左手に曲がります。

「わあ 見つけた~

「赤いリボンで結ばれたリオ・ファーディナントのレストラン

リオのお店が突然目の前に「ドーン」とあらわれました。

車の時には回り道をしているから距離感が違っていたみたいです。ホテルからは路地の坂道を上って行くと随分近いことが分かりました

つまり、一番賑わっているピカデリーガーデンズの駅からとても近い場所にあります。

「さすが センスもいいけど、立地もいいんだね

道路を挟んで反対側からレストランの撮影をします「大きな立派なレストランよね

撮影に夢中になっていると、男の子達が数人通りかかってカメラの前でポーズをとってくれました。

私って嬉しそうに撮影してたから、きっとマンUのファンに見えたのかも

「それにヨーロッパに来ると、笑顔でカメラに収まろうとしてくれる人が多いみたい。」

日本人はシャイだからか、写らないように避けてくれる方が多いですね。

 

リオのレストランの先の方には中華街があるはずです。

「昨夜は確か中華街の方からホテルに戻ったはず」夜の車の移動は景色が見えないからルートに自信がありません。

リオのレストランの辺りが一番高い場所のようで、中華街方面はまた下り坂になっています。

オフィス街なのか静かな通りを歩き進んで行くと赤い門のような物が見えて来ました。

「中華街だあ」中華街と言ったら必ず見かける中華風の門「牌楼(パイロウ)」です

「中華街ってイギリスにもたくさんあるよね。」

「このマンチェスターはロンドンに並んでイギリス最大規模の中華街らしいよ

牌楼の脇は公園になっています!公園を囲んだ通り沿いには中華レストランが並んでいます。

「その先にもずっと中華レストランの看板が並んでいるよ。」

「確かにリヴァプールの中華街より大きそう

もちろん中華の食材のスーパーらしいお店もあります。

「お腹が空いてきたなあ」「そうだ お昼はスーパーでカップ麺を買って行こう

「英語も中国語見ても分からない」何となくパッケージのイメージでカップ麺を選んで購入しました。

「ホテルに戻って頂こう

 

 

 

 

続く

 


第41話《リオのレストランで夕食》

2023年06月17日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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「あのオフサイドの誤審がなきゃ

早くTakaさんと話したいと思いながら、オフィシャルショップに向かいます。

ショップの前には待ち合わせの人は多かったけれど、Takaさんとすぐに会えました。

Takaさんのお友達の姿はまだ見当たりません。

直ぐにオフサイドの話になりましたTakaさんもリヴァプールファンだもの

あのオフサイドになったゴールの話についつい熱がこもってしまいます。

つい夢中で話してしまいます

「あっ お友達が来たよ

やっぱりお友達ともあの無くなったゴールシーンの話

試合の話しに興奮気味なまま駐車場に戻ります。車に乗車しても会話は尽きません。

「車は駐車場の奥のほうだから、どうせ少し時間が掛るもんね

会話に熱中しているうちにスタジアムの駐車場から出られました。

「夕食はどこに行きますか

Takaさんの案では、オシャレなのは、リオのイタリアンレストラン

あと、香川が移籍して来て、彼のお気に入りの日本食レストランもあるそうです。

「リオのレストランには選手達も食事に来ることがあるんだあ

私達はイタリアンってこともあってリオのお店に連れて行って頂くことにしました。

 

「車だと全然どの辺りにいるのか分からない

リオのお店がマンチェスターの街のどの辺りかキョロキョロしているうちにお店に到着

「キャー 可愛い

クリスマス用のイルミネーションがとても感動しちゃう程可愛いんです。

「お店が真っ赤なリボンで結ばれてる」レストランが丸ごとXmasプレゼントになっちゃってました

「何だかこの可愛らしさはリオ・ファーディナンドのイメージと違う感じねー

中に入ると店内もまだクリスマス気分が一杯です

ツリーも多くの赤いリボンで飾られていて、外の装飾と統一感があって素敵です

「トナカイも赤いリボンが似合ってるし

テーブルに案内されると、テーブルの上にはTakaさんのご実家と同じアイテムがあります。

「端を引っ張り合ったクリスマスクラッカーだ

「これはクリスマスに欠かせないアイテムなのね

メニューはもちろん英語。

Takaさんに選んで頂いた後は3人でクリスマスクラッカーを引っ張ります

中にはそれぞれ小さなプレゼントが入っていました。

「これがイングランドのクリスマスねー

そんな風に楽しんでいるとお料理が来ましたよ。

「わあ 美味しそう」とっても美味しそうな綺麗な盛り付けです。

「スタッフが親切で明るいのも楽しいわあ。」取り分けのお皿を持って来て頂いて、お互いに色々なお料理を頂きます。

「Takaさんがいるからとても心強いですね

「お任せ出来ちゃうって癖になりそう

 

お味はちょっと塩味が強い感じはあったけれど、美味しいイタリアンでした

「イタリアンは海外で頂いても美味しいものに出会えて安心だね。」

お腹も満足になったので出入り口近くにあるカウンターの席の方に行ってみることにします。

「凄いたくさんの選手の写真」マンUの選手たちの写真が壁一面に貼られていました。

「リオのお店で食事して、マンUの選手たちの写真を見に来ているアジア人

ご家族で来店していたお父さんがにこやかに話しかけてきました。

私達のカメラにも反応してポーズを取ってくれたり

「この状況だもの。 だれだって私たちはマンUファンに見えちゃうよね

「しかも遠い日本から応援に来た熱狂的なファンて思っているよね

 

レストランからの帰り、車はタウンホールのあるアルバート・スクエアまで来ました。

アルバート・スクエアには大きくて可愛いサンタさんのイルミネーションがあります。

「コロコロ体系の大きなサンタさん」「これはかなり可愛い

そしてTakaさんとTakaさんのお友達ともお別れしてホテルに戻ります。

Takaさんは明日からロンドンに行かれるそうです。

「ロンドンも運転して行っちゃうんだあ」「凄いなあ

今回の旅はTakaさんとここでお別れです。

「Takaさんのお陰で素敵なクリスマスが過ごせたよ

「選手達も集まると聞いていたリオのお店で食事も出来ちゃったし

「シティ戦のチケットも本当にありがとう

「いつも車で送迎してくれて本当に楽チンさせて貰っちゃっているし。」

いくらお礼を言っても言い足りない位です。

「出会いってたくさんの変化も一緒に出会わせてくれるのね

 

 

 

 

続く