with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第34話《美しい村を散策!》

2023年06月12日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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ディナーまではまだ時間があるので、Takaさんの提案でポートサンライトの町並みを楽しませて頂くことにしました。

ご実家はこじんまりとした田舎の鉄道駅「ポート・サンライト駅」のすぐ近くです。

「石鹸工場の社宅だよねー」社宅と聞いていたのに私がイメージしていた社宅と全く違います。

「日本で社宅と言うと、同じような家が並んでいるイメージですよね

「しかも、結構狭い所にたくさんの家が並んでいる団地のようなイメージ

Takaさんと徒歩でお散歩を始めて驚きました

「道路も一軒一軒の敷地も広い

「通りや家並みの庭や、緑が一杯で綺麗な町だわあ

色々なスタイルの家々が並んでいて、その建物1つ1つがとても魅力的なんです。

「簡単に見て回れるような町じゃないよ

 

どのお宅も緑豊かな広場に囲まれていて住み心地が良さそうです。

「駅前のティールームが可愛いわあ

学校や教会だった大きな建物はとても趣があります。

「もちろんイギリス人には欠かせないパブもありますよ

墓地には綺麗な花が飾られて、ヨーロッパではお馴染みのリスなんかとも出会えちゃいます。

ビートルズが初めてコンサートを開いたというハルム・ホール

「こちらはKazさんが詳しいですよね 詳しくはKazさんにバトンタッチです

(編注:はい、リヴァプール対岸のウィラル地区にあるハルム・ホールは、ドラマーを交代させてジョン、ポール、ジョージ、リンゴの

ラインナップになったビートルズが初めてライヴを行ったという歴史的な場所です。1962年8月18日のことでした。)

 

個人の家並みの中に古い美術館もありました。

「クリスマスだから閉館かあ 残念」開館している時には無料で見学出来るそうです。

「やっぱりイギリスよね

国立博物館や美術館は無料で楽しめるところが多くて嬉しいですよね。

その近くにはポートサンライト博物館

こちらもクリスマスの週以外には、この石鹸工場の町の歴史なんかを見ることが出来るそうです。

「素敵な建物はホリディコテージ

Takaさんの説明だと、この辺りにはホリディコテージがあって、宿泊しながら町を楽しめるそうです

「静かで美しい町の中で宿泊してみるなんていいなあ

普通のお家なので広々リビングで寛いでキッチンや浴室、洗濯機も使えるそうなんです。

 

美術館の辺りにはまっすぐ伸びている大きな公園があります

ここでは白黒の鳥が飛んでいました

「この鳥ってMagpies(カササギ)だって

「そうです ニューカッスルユナイテッドFCの愛称のカササギ

「ユニフォームと同じ白黒の鳥だ

そしてこの大きなまっすぐ伸びた公園の先を下ると可愛いリスが一杯

どこからともなく多くのリス達が姿を見せてくれます

「愛らしい姿を披露してくれて楽しい

散歩道にこうしてたくさんのリスたちが出て来るって嬉しいですよね。

つい夢中でシャッターを押しまくりな私です

「この町は楽しくて時間が経つのを忘れちゃうわあ

でも、そろそろクリスマスディナーの準備が出来る時間です

 

 

 

 

続く

 


第33話《ポートサンライトに向かいます!》

2023年06月12日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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12月25日、今日はクリスマスです

「クリスマスパーティにおよばれ ワクワク

「でも、ちょっと緊張するなあ

待ち合わせ時間より少し早目に起きて、ホテルの前の通りに出てみます。

「シーン・・・」まるでまだ早朝のように、通りには車が走っていません。

トラムやバスだって全く見当たりません

「ターミナル駅だよ

「普段はたくさんのトラムやバスが行き交っているのにね。」

何もかもがお休みってこんな風にシーンとした街になってしまうんですね。

「東京ではお正月だって、こんな風景はあり得ない

「日本ではコンビニは24時間一年中オープンしてる店舗も多いし。」

「お正月は初詣のために、公共の乗り物は夜中も動いているものね

 

準備をしていると、ホテルまでTakaさんがお迎えに来てくださいました。

Takaさんの運転で高速道路を走りポートサンライトに向かいます。

「高速道路はもちろん無料」「料金所がないなんて

「無料なのに、渋滞なんてなくてとてもスムーズ

「やっぱり日本って車が多すぎるのかなあ・・・」

一時間を少しオーバー位のドライブでポートサンライトの町に到着しました。

いよいよイングランドのご家庭にお邪魔するかと思うとドキドキします。

「あいさつ位は英語でちゃんとしなくちゃ

Takaさんの後ろを遠慮がちについて行く情けない私です。

でも、重要文化財に指定されているお宅を見るのは楽しみなんです。

 

玄関ドアを開けると靴を脱がずにリビングの方に入って行きます。

「イングランドだし当たり前かあ・・・

いままでお邪魔したことのあるお宅は、奥様が日本人なので、日本式に靴を脱いでいました。

Takaさんはご主人の実家だから「勝手知ったる」って感じで入って行かれるんです。

「そうだよねー」後からついて行くと、リビングの椅子におじいちゃまが座っていらっしゃいました。

Takaさんがおじいちゃまに私のことを紹介してくれたので挨拶をします。

「Nice to meet you」・・・ふーっ 言えました・・・

そのまま、Takaさんの後ろからキッチンに入って行くと、ママがディナーのお料理を作っています。

ゴロゴロジャガイモから出ている湯気の中のママ

傍らにはTakaさんのご主人のお兄様がお手伝い中。

「Nice to meet you」・・・色々なご挨拶は無理なんだもん・・・

何とかご家族との挨拶も終わって、とても優しい笑顔のご家族にやっとリラックスして来ました。

そうは言っても会話は出来ないのでご家族の様子の撮影ばかりしている私ですが

 

重要文化財のお宅は外観は行政のお仕事で、庭の剪定なども個人では出来ないそうです。

「内側は自由に模様替えは大丈夫なのね

一階はリビングと明るいダイニングキッチン 二階にはベッド―ルームがありました。

リビングの出窓がとても素敵なアクセントになっていました。

 

 

 

 

続く