with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第45話《素晴らしい経験と今シーズンの私は?》

2023年06月19日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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こんなわけで最後の最後に本当にドキドキな体験をしました

でも、その後はスムーズに成田に到着出来ました

同じく冬の旅だった前回は、乗り継ぎのアムステルダムも日本も大雪でたいへんだったのを思い出します。

「今回はだいじょうぶで良かった

預けたバッグもビニールが破られている形跡も無く、しっかりガムテープに巻かれた状態で戻って来ました

「これだけしっかり封をしたもの」「バッグに形跡を作らないで何か入れるのは無理よね

2つともカートに乗せていつも通りリムジンバスの乗り場に向かいます。

「あー やっぱり空港に到着してリムジンに乗れると楽チン

何しろ今回は預け荷物が2つだから、前回のようにJRで新宿なんてことになったら大変です

「あっ リムジンバスに乗れないことを考えてなかった

「ほんとに悪天候じゃなくて良かった」「鉄道の移動は無理だわー

 

こんな私も最近ではリヴァプールへの旅は観戦と友人に会う旅になって来ました

「最初の頃を思うと本当に驚きだよね

英語が出来なくてもNahoさんやTakaさんと一緒だからお任せ状態でもあります。

そのお蔭で英語がダメでも色々な経験が出来るようになりました

「英語が出来ない私には本当にありがたいことです

こうして日常は大きく変わっていないように思えても、1つのことに焦点を当てると、その変化に驚いてしまいます。

 

以前、観光旅行で海外に行っていた頃とは大きく違う自分に気が付きます

「同じ都市を訪ねるより、遠い海外に行くなら訪ねたことのない国や都市に行きたい

いつもそう考えて旅先を決めていた私が、今ではリヴァプールを繰り返し訪ねています。

「友達とお会いするのが楽しみだもの

今回はイギリスの方のクリスマスの過ごし方を体験することが出来ました

「日本との違いを実感することが出来たよね

「午前中は教会に行って、午後は家族のためにクリスマスディナーの準備をするママ

「クリスマスプディングをご家庭で毎年焼いていたり

日本人がクリスマスには人気のケーキを求めているのとはかなり違います。

お家にはご家族だけじゃなくて、彼氏や彼女、そして私のように誰かの友人も一緒

特別にもてなすことではなく、自然体でご家族に溶け込ませてくれるのも日本とちょっと違う感じ。

「ご家族でお祝いするいつも通りのクリスマスディナーを、そのまま一緒に味あわせて頂けるのが嬉しいですよねー

こちらも見栄をはることもなく、緊張することもなく楽しませて頂きました。

「英会話だけは緊張だったけど

このいつも通りのままの歓迎は、私が本を読むことで感じていたイギリスだったように思えます。

来客があっても歓迎の後は自分たちの生活はいつも通り いつもと同じ日々を過ごす様子を読んだことがあります。

イギリス人のご家庭のクリスマスを経験出来るなんてことは全く想定外でした。

「出会うことってなんて素敵なんだろう

自分だけでは出来ないことも、こうしてたくさんの出会いで可能になったりする んですね。

 

今シーズン(編注:2014-2015シーズン)、シャビアロンソがバイエルンに移籍しました。

シャビアロンソがリヴァプールに移籍して来て、アロンソへの思いが初めてリヴァプールに行くキッカケでした。

「どうしても生アロンソが見たかったのよね

アロンソがレアルマドリーに移籍してしまって、バルセロナにクラシコの観戦に行ったりしました。

「スペインは行ってみたい国だったからねー

「ということは今度はドイツにバイエルンの試合観戦とか

ちょっとそんなことを思い描いている今シーズンの私です

いつもながら長いお付き合いありがとうございました

 

 

 

 

おわり

 


第44話《帰国は何事もなく終わるはずだったのに・・・》

2023年06月19日 | 2013年クリスマスイブのリヴァプール・チェスター

 

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帰国の朝になりました 前回と同じようにタクシーで空港に向かうことにします。

「預ける荷物が1つ増えたしね」前回経験しているので料金も分かっているからです。

「それにしてもビニール袋でグルグル巻きのバッグが持ちにくい

「これじゃあタクシー以外の選択枠ないわあ

空港に到着です

エスカレーターで2階に上がってKLMのカウンターへ向かいます。

航空券は印刷してきているので、カウンターでチェックイン

「ここでスーツケースを預けるのもいつも通りね

「前回と同じようにしたら良いと思ったのに

簡単に考えていました

カウンターでチェックインとスーツケースは預かって頂けたのですが・・・

「もう一つのバッグは受け取って貰えないなんて

「もしかしてビニール袋とガムテープが怪し過ぎ~

「まさか開けて中身のチェックするの

「普通のバッグでも預けられるはずなのに

2個預けられることを知ってから、日本のコールセンターで確認済みです。

「だからこのバッグでも問題ないはずだよね

「私に何か言ってるみたい・・・

毎度のことながら何を言われているのかが分からないのがアクシデントの原因なんです

 

「訳が分からない」預かって頂けない荷物を床に置いたまま茫然としている私。

カウンターのスタッフがフロアーのスタッフを呼びました。

フロアーのスタッフが私にバッグを持つように言っているようです。

「バッグを持ってどこに連れていかれるんだろう・・・」

「この怪しいバッグを開けさせられるんだろうか

トホホな気分でスタッフの後ろを歩く私です

 

スタッフの方はチェックイン後に手荷物検査をする方向に歩いて行きます。

途中、いつもは気にせず通り過ぎていた所に多くの人が並んでいます。

「前回は人が並んでいても気にしないで通過してたかも

スタッフの方は何か指示をして行ってしまいました。

「どうも私に並ぶように言っているみたいよね。」一応並んで、他の並んでいる方々を見ていると

「私と同じようにスーツケース以外のバッグを預ける人たちみたい

「ホッ 荷物を開けて確認じゃないのね

それにしても私以外には皆さんガムテープでバッグを巻いたりしていません。

「だけどスペインではテープで巻いてしまうサービスが空港にあったし

「かなりの人々が利用してたんだよね

「これは出国する国のスタッフへの信頼度の問題」そんなことを考えながら並んでいると私の番が来ました。

航空券を見せて自分の預ける荷物をベルトの上に乗せます。

ベルトでバッグを運んで、中身をモニターで確認しているようです。

「つまりスーツケースと普通のバッグは預ける場所が違うってことだったんだあ

「マジで開けるように言われるかもってドキドキだったよ

「まあ、中身は衣類だから問題ないんだけどね

 

そう言えばスーツケースの中身も注意した方がいいみたいですよ

「開けた形跡があるかが確認出来ることは大切なんだよね。」

少し前、マイアミ空港ではスーツケースの中身が無くなってしまう事件が多発していると聞きました

「なんと 犯人は空港のスタッフ

「海外って日本人には想定外のことが起こるよね

 

 

 

 

続く