
20年位前から約10年間、休日は身障者の方の施設でボランティアをしていた。
始めるきっかけとなった友が亡くなり、気が抜けてご無沙汰をしてしまった。
自分の体に不自由が出始めてから、また図々しくも顔を出すようになった。
ずるい俺は、もっと重い障害をもつ人達ばかりなのに・・・
昔の仲間に慰められたかったのに違いない。

一生続けようと心に誓ったはずだったのにやめてしまった俺に、『ボランティア感謝祭』の招待状が届いた。
席には入居者の方が書いたと思われる俺の名前札が置かれていた・・
懐かしい方々が、皆それぞれ年齢を重ねた顔で、何のわだかまりもなく15年位昔の出来事を一昨日ぐらいの
感じで語りかけてくる。
俺は、もっともっと来るべきだったことを今になって知った。

美味しいお弁当のほかに、ケーキとクッキーまで御馳走になった。
ケーキはチョコレートとショートケーキとを選べるのだ。手間をかけ少しでも喜ばせようとしてくれている。
自分はここに座っているのが恥ずかしくなってきた。

セミプロっぽいフォークシンガーバンドが23曲もの懐かしい曲を演奏してくれる。
メンバーの一人は、昔職員だった方のようだ。
ぼーっとして聞いているうちに、涙が流れ出た。
『俺、何も役に立てないけど、また来ていいかな?』
『いいのよ、来て語ってくれるだけで・・』
入居者代表格のTさんが笑顔で言ってくれた。

家には、バイク仲間のDさんが届けてくれた山梨銘菓『くろ玉』、会社のS君の伊豆土産の
立派な鰺干物、義母の送ってくれたポンカンとハム、しゃけ姉の送ってくれた林檎、
大家さん(しゃけ妻)の従姉妹の送ってくれた鰻、母の送ってくれたかまぼこ等ビックリするほど
一度に勢ぞろいしていた。
俺は皆の愛情に応えて人の役に立てるのだろうか・・・
最後まで長文を読んでくれてありがとう。

写真を見てくださってありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。



