今日の体の痛みに耐える。
それが今、背負っている課題。
それでも、誰かの役に立ちたかった。
無理とは思いつつ切実に何かの役に立ち、誰かのために
成りたいと願い続けてきた。
紅白の梅がようやく咲き始めた。
吉兆かもしれない。
ある福祉施設でボランティアの交流会に招かれた。
以前、人の役に立っていたことも思い出せたことが嬉しかった。
向かい側の席に座っていたSさんとは15年くらい前に会った覚えがあった。
Sさんは、机に置いていた自作の革製ノートカバーに関心を示してくれた。
「私の知っている身障者の施設では、革工芸教えてもらいたいと思ってるわよ。
きっとあなたを待ってると思うのよ。」
「え?本当?・・・とても人に教えられる腕じゃないんだよ。」
「所長はTさんよ。土日は休みなのでそれ以外の日に行ってみてね。」
Sさんの言葉には確信が感じられた。
その施設を訪ねT所長に会った。
もちろん初対面の人だったが、何故か昔から知っている人に感じた。
Sさんの紹介で来たこと。
自分の病気と障害のこと。
リハビリの作業療法の先生に革工芸を習ったこと。
しかし、自分は教えられる腕ではないこと。
レザークラフトがあり、痛みと戦えること。
話しているうちに涙があふれ出てきた。
「あなたが来るのを待っていたのよ。」
穏やかにT所長は受け入れてくれた。
レザーカービングを週一回、その施設で一緒にやることになった。
恩人のSさんに早速報告し、喜んでいただく。
ブログに載せることを言ってないんで施設名はまだ書けない。
カレーや特製の焼き芋、コーヒー、手製のスモークチーズなどを食べられる
しゃれたレストランでもあり、福祉施設の作業所を超えた楽しい交流の場所。
とても素質のある器用な方々だからすぐに、しゃけを追い越すだろう。
いつも二周で精いっぱいの公園散歩。
今日は足が強張っても、痛みが増しても恐怖は無かった。
杖をバイクのハンドルに見立ててコーナーを見ると、コーナーの出口
に注ぐバイク乗りの視線が戻ってきた。
願ったことが叶う。
今回のことは奇跡と言える。
願わなければ叶わないと思う。
勇気がみなぎり、発病以来初めて
公園を3周した。
写真を見てくださってありがとうございます。
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