
うすぐもりだが、穏やかな日。
国営昭和記念公園に出かけた。


今回は、『20,000本のアイスチューリップ』というふれ込みだったが
数は明らかに足りなかった。
通常のチューリップとの違いは、咲く時期以外分からない。


気を取り直して、入口近くの公園内メインのレストランへ。
肉もたっぷりの『焼きカレー』で急に元気が出る。

レストランを出ると、機械・バイク・金魚鉢・チェーン・マネキン等の廃材を使った
アート展覧会が仮設会場で開催されていた。

ハンドルネーム『しゃけ』のせいか、金属製の荒巻じゃけの様な魚が気になった。
プレス・ドリル・溶接・塗装等、様々な技が光ってるが、逆に魚を表現するならば
この材質・この加工でなければならないと思わせる完成度がすごい。
小さなテントの会場だったが、30分も過ごしてしまい大家さん(妻)に叱られる。

この時期の花は、梅や水仙のように白いものが多い。
でも、クリスマスローズの白は初めて見た。
水の滴るいい女っぷりだ。(^^

枯葉をつけていながら、思い切り咲くシナマンサク。
そう、還暦過ぎても青春の人はいるもんね。

花・枝・蕾、すべて若々しい枝垂梅。

地面から、春の息吹を伝える福寿草。


この公園には日本庭園と付属する茶室が有る。
こんなところで他のお客もなく抹茶等を喫していると日常を離れ
なんかえらい人に成った気分。
中目の杉の地板に朝鮮半島特有の雲鶴を象嵌した青磁双耳壺を用い、
ワビスケ一輪に梅をひとさしするなんざあ、なかなか本格的な茶心を
知る亭主殿である。
お菓子は芍薬の蕾のような形で『したもえ』という名だそうだ。
漢字では『下萌』と書き、土の中から萌え出る春の息吹というような
意味であり、この時期の俳句の季語にも成っている。
『下燃え』なんて言って下半身がカッカと燃えるあの感覚・・・
ああ、折角の風流人もまたもや台無しだあ(^^

本日一番色彩に充ちていた椿。
いろいろな満足が恵まれた今日一日。
左足は棒のように固まり、膝の痛み
も限界ではあったが、車椅子なしで
8,000歩近く歩ききった。
写真を見てくださってありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。




