洋楽日記

80年代の産業ロック、ハードポップが特に好みです。

ポップ・メタル3

2012-01-21 23:45:41 | 音楽(メロディアス・ハード)
・WHITE SISTER「WHITE SISTER」('84)



最近メタルっぽい物を聴きたくなると聴くのが、FIFTH ANGELと
この WHITE SISTERの 1stである。2nd「FASHION BY PASSION」('86)も
好きなアルバムなのだが、1stに比べるとヘヴィさが減退している。
ハード路線が好きなら、やはり1stが最高である。
プロデュサーの GIUFFRIAに近い感じの音だが、もっと失踪感があり心地よく
曲が良いのは勿論、ポップさとヘヴィさが絶妙で、個人的超名盤である。


・DOMAIN「OUR KINGDOM」('88)



バンドの1st。(別バンド名義でリリースしたアルバムと同内容。実質的に1stらしい。)
マイナーっぽいメタルに厚めのKeyがきいている。ドイツのバンドらしいが
Keyの感じからすると北欧のマイナーバンドという印象である。
良さそうなアルバムだと思いつつも何となく雰囲気で、それほど聴いていなかったが
改めて聴くとキーボー度が高く、自分には美味しい音だし曲も全般に良い。


・REBEL「STARGAZER」('83)



JOHN LAWTONが所属していたバンド。
JOHN LAWTONでは、LUCIFER'S FRIEND「MIND EXPLODING」('75)が一番好きだが
メロ系に限定すると、ソロの「HEARTBEAT」('80)、LUCIFER'S FRIEND Ⅱ「SUMOGRIP」('94)と
この REBELが好きである。「HEARTBEAT」「SUMOGRIP」は、AOR~産業の感じだが
REBELは、完全にハードロック系なのでハード系のファンなら、こちらの方が良い。
きっちりハードな音に、プログレハード風なKeyの音が多く入っているので美味しい。
JOHN LAWTON関連という事で、ZARの1st「LIVE YOUR LIFE FOREVER」('90)との
カップリングで再発されている。ZARの方が世間的には評判が高いかも。


・SUBWAY「HOLD ON TO YOUR DREAMS」('92)、[LIGHT OF THE NIGHT]('93)

 

バンドの2nd。
「HOLD~」のタイトルで外盤、「LIGHT~」のタイトルで国内盤がリリースされたらしい。
3rd以降のアルバムも聴いたことがあるが、この2ndが一番良かった。
個人的には、タイトル曲の「LIGHT~」「HOLD~」の2曲のメロが異様に好きである。
何の変哲もないメロディアスハードなのだが、随所に妙に惹かれるメロがある。
幻の1stと言われているらしい「DANGEROUS GAMES」('91)は、何箇所かで音源を
聴いた感じだと、もっと素朴なHRという感じだったが、曲は良さそうだった。
ドイツのバンドなんだから、ドイツの某社で再発してくれないかなぁ。(笑)


・JAVAN「SOMEWHERE IN THE NIGHT」('91)



ソコソコ好きなアルバムという感じで、ずっと売却候補だったのだが
最近聴き込んでいたら、いきなりお気に入りアルバムにランクアップ。
前は中古で沢山並んでいて、中古の常連みたいな感じだった。
自分の評価と同様に、世間的にも微妙な評価なのかと思っていたのだが
まさかこのアルバムを好きになる時が来るとは。(^^;
重厚なメタル音(前はTENっぽいと思った。TENのアルバムを今は持っていないので
聴き比べられないのだが。gの感じをそう思ったのか、たぶんズレていると思う。)
にKeyが厚めにきいていて、今聴くと良い感じ。


・KICK AXE「WELCOME TO THE CLUB」('85)



バンドの2nd。ベースは、ゴツゴツした骨太なメタルで、Voも男くさい系なので
自分の好みから外れていそうなのだが、全体としては不思議とポップな音。
曲はキャッチーで全般に曲レベルは、とても高い。
1st「VICES」('84)と共に REWIND RECORDSから再発されたことがある1枚。
REWINDの再発盤と言えば、STAN BUSH、I-TEN、BRIAN McDONALD、LE MANSなどが
最近になって再発されて嬉しかったなぁ。KICK AXEも REWIND以外から再発されて
いるようである。ちなみに自分が持っているのは、ブラジルの再発盤。

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ポップ・メタル2

2012-01-02 23:51:06 | 音楽(メロディアス・ハード)
・BONFIRE「FIREWORKS」('87)



バンドの2nd。
このバンドは何枚か聴いていたのだが、良い曲もあるけどアルバムとして
ハマれるものが無く、自分には縁がないバンドだと思っていた。
だけど、このアルバムは違った。全体に曲が良いのは勿論
メタル的な攻撃性とメロディアスさが絶妙で、とても素晴らしい。


・VICTORY「CULTURE KILLED THE NATIVE」('89)



バンドの4th。
1stを視聴した感じだと、素朴なハードロックだったが
アルバムをリリースする度にメロディアスになっているようである。
3rd 「HUNGRY HEARTS」('87)は、自分には合わないで売却してしまった。
・・という事は、おそらくそれほどポップでは無かったと思う。
それに比べると4thで急にポップでメロディアスになった。
6th「TEMPLES OF GOLD」('90)も 4thより多少正統寄りになった感じは
するけど、基本同じようなタイプの音。(ちなみに5thはライヴ盤)
6thも中々良いのだが、トータルの曲レベルで4thを自分は推す。


・WHITE LION「PRIDE」('87)



バンドの2nd。
VAN HALEN風のgという評価をよく見かける。
自分としては全く、VAN HALENを思い浮かべる事は無かった。
確かによく聴くとgがかなり弾いているので、そういう感じもあるが
全体的に叙情、哀愁的な雰囲気が漂っているので、全くそう思わないのである。
最初聴いたときには、それほど良いとは思わなかったのだが、ほのかに漂う
叙情的な雰囲気は凄く癖になる。今ではとても好きなアルバム。
他のアルバムもこれから挑戦しようと思っている。


・VANDENBERG「HEADING FOR A STORM」('83)、「ALIBI」('85)

 

このバンドは、1st~3rdのどれも、それぞれに良さがあって好きであるが
その中でも 2nd「HEADING FOR A STORM」が特に素晴らしい。
序盤の爽快な曲で盛り上げ、その後に続く泣きバラードの「DIFFERENT WORLDS」で感動。
(2019年に追記)
3rd「ALIBI」は、2ndに比べると爽快度は落ちるが、相変わらず曲は素晴らしい。
聴くほどにジワリと良さが分かってきた。最近では、3rdを聴くことが圧倒的に多い。
VANDENBERGだけではなく、全てのアルバムの中でも上位に位置するアルバムに成長した。

・BLACK'N BLUE「BLACK'N BLUE」('84)、「WITHOUT LOVE」('85)

 

バンドの1st、2nd。
最初に聴いた時は、全く良さが分からず、そのまま何年も駄目であったが
ある時、突然にヒット。今では2枚とも好きなアルバム。
・・というか、このバンドの曲レベルは、とても高く捨て曲が無いレベル。
一度気に入ると、ここまで印象が変わるものか。
2枚とも同じようなタイプだが、2ndの方が若干垢抜けた音になっているように思う。
雰囲気的には、QUIET RIOT、TWISTED SISTER辺りが近いかな。


・VANADIUM「CORRUPTION OF INNOCENCE」('87)、「SEVENTH HEAVEN」('89)

 

イタリアのバンドの6th、7thらしい。
イタリアのバンドで持っているのは、このバンドだけじゃないかな。
3rd「GAME OVER」('84)、5th「BORN TO FIGHT」('86) と全部で4枚聴けたが
(ちなみに4thはライブ盤) 後にリリースされるほど、Keyの装飾が厚くなって
メロディアスになっている。6thが一番最初に気に入ったのだが
7thもジワジワと良くなった。メロ派~には、7thが一番良いと思う。
少しB級感が漂うが、このバンドも全体に曲レベルが高いと思う。

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