《落日菴執事の記》 会津八一の学芸の世界へ

和歌・書・東洋美術史研究と多方面に活躍した学藝人・ 会津八一(1881-1956)に関する情報等を発信。

天女の衣の隙間から

2020年08月01日 | 日記



八一の自詠自書

すゐえんのあまつをとめがころもてのひまにもすめるあきのそらかな

奈良西ノ京は薬師寺の東塔を詠む。塔の上の九輪の更に上にある水煙には、天女が衣を翻しながら歌舞音曲をしている、その衣の隙間からも澄んだ秋空が見えるの意味。

この歌ほど私を奈良に誘うものはない。

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