《落日菴執事の記》 会津八一の学芸の世界へ

和歌・書・東洋美術史研究と多方面に活躍した学藝人・ 会津八一(1881-1956)に関する情報等を発信。

東寺の八一歌碑

2019年09月11日 | 日記
ようやく京都の東寺に新しく建てられた八一の歌碑を見ることができた。

歌碑は洛南会館(宿泊施設)の前庭にある。

たちいればくらきみだうに軍荼利のしろききばよりもののみえくる

昭和14年秋の詠。

大意
立ち入ると、暗い御堂のなか、軍荼利明王の白い牙から目に入ってくる

御堂の中は今も暗い。暗さの中でじっと見ていると憤怒の形相の軍荼利明王の牙が仄白く見えてくる。

実際に東寺に行って、八一の詩情に触れることができた。

歌碑は小ぶりで原寸大のところが良い。






コメント
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