* with Knight *

愛犬ナイトとの暮らしを綴ります。
日々の出来事、手作りおやつなどなど・・・

J君、検査に

2008-09-08 | 気になるワンコ:J君

    
 J君、待合室でいい子に待っていました(^^)


夫が気にかけているワンコJ君。
数日前、夫が『J君の耳にしこりがあるから病院に連れて行く。』と言うので、
昨日、
ナイトのかかりつけの先生に診て頂きました。

しこりは小さいけれど、肥満細胞腫(悪性腫瘍)の疑いとの事・・・。

でも、腫瘍の専門医である先生のお話では、血管肉腫と違ってそれ程怖がるもの
ではなく、J君の腫瘍のタイプだと3、4年以上たっても特に問題ない場合もあるし、
グレードも初期でそんなに心配しなくても大丈夫ですからとの事。


さらに先生から『J君は飼い主さんが別にいるし、費用もそれなりにかかってしまうし、
グレードやこのタイプの特徴、それにJ君の年齢を考えると、このまま何もしなくても
普通に寿命までいけるかもしれません。
』と言われ・・・。

でも、開腹手術のような大掛かりな手術ではないし、高齢犬でもこれがうちの子の
場合だったら他のリスクを考えても間違いなくすぐ手術すると私は思うので、先生に
そう言うと『もちろん通常であれば、手術を勧めます。費用もそれなりにかかりますが。』との事。

それなら費用はうちが支払うので、飼い主さんの許可がもらえれば、手術をお願いしますと言って帰って来ました。

J君の本当の飼い主さん(おばあさんの孫と曾孫親子)とは話ができる状態では
ないので、おばあさんとその娘さん(60歳過ぎくらい?)にお話し、今週末に手術を
する予定です。

でも、おばあさんは費用の事を気にされていて・・・。
いつも通り夫が支払えばいいので問題ないですし、悪性の疑いがある以上、手術は早く
した方が良いので、おばあさんにはそのようにお話しをして、予定通り手術をするつもりです。

日頃の世話さえ全くしない飼い主さんが、検査や手術をさせるはずもなく、ましてや
費用を出すはずもなく、あくまで我が家が好きでしている事と思っているので、
おばあさんが気にする事ではないのですが、見ているこちらが申し訳なくなるほど
毎回とても気にしていらっしゃって・・・

おばあさんがJ君の飼い主である孫(孫と言っても40歳位の大人)に支払うように
言うと、孫と険悪な雰囲気になるようで、夫がとにかくおばあさんには何も気にしなくて
良いようにいろいろお話し、一切心配しなくて大丈夫ですからと言っても、
おばあさんは気にしてしまって・・・いつもどのように説明したら良いのか悩みます。

おばあさんは、いくら(孫に)言っても聞かなくてすみませんとおしゃって(もうすぐ90歳の
おばあさんですし、失礼ですが、ご自身だって決して余裕があるわけではないと思うのですが
)ご自分の
お財布からジュースやケーキを買って、夫の仕事場に持って来て下さったりして・・・。
却ってこちらが恐縮してしまいます。

おばあさんはJ君の飼い主ではなく、J君をサポートしていらっしゃる立場だと思っているので、
おばあさんにそんな心配は全くしていただかなくて良いのですし、我が家も本当の飼い主さんに
請求するつもりは全くありませんし。
(飼い主はJ君の扱いについて罰せられるべきだとは思いますけど!!)
おばあさんが気にしなくて済む方法はないものかといつも考えてしまいます。

そして、もうひとつ。
手術は先生にお任せするしかないとして、術後のケアが心配です。
開腹手術とは違いますし、先生にいろいろお聞きして大丈夫なようですが・・・。
外飼いで、何よりおよその子で・・・ちょっと心配です。
でも、これですっきりしてまた元気に暮らせると思うので、J君には頑張って
もらいたいです。。。


  

暑いからとおばあさんがコートをカットしています(^_^;)
   


昨日、私は久し振りにおばあさんとお会いして、夫が『今はおばあさんとJ君を引き離し
たくない。』と言っていた気持ちが分かった気がしました。

昨日は朝からJ君を病院に連れて行き、しこり検査、血液検査、検便、耳洗浄、
歯石取り、お尻周りのただれ、などなど検査その他に時間がかかり、その後、私達と
お散歩をしたので、J君をお返ししたのは夕方近くでした。

もちろん、おばあさんには前日にも当日にも、J君を預かってお返しする予定の時間は
伝えてあったのですが、何度も何度も家から道路に出て、J君が帰ってくるのを
待っていらしたようなのです。。。

普段も、たまにお散歩の時間が少しでも長くなると、おばあさんは道路に出てJ君の
帰りを待っているそうです。

J君は、あんな飼われ方をして体はボロ雑巾のようになっていたのに、可愛い性格で
いられるのは、間違いなくおばあさんからの愛情でしょう。
J君とおばあさんの間には、太い絆が出来上がっているのですよね。


誰に聞いてもJ君の年齢は分からないと言われる(ショップで買って分からない訳が
ないのに・・・)のですが、夫がJ君の存在に気づいた頃から考えると若くても7歳すぎ、
8歳を超えているようです。

どこかのお家に行くのなら、少しでも早い方が・・・と思ったのですが、やはり、
おばあさんが元気でいらっしゃるうちはこのままで・・・と私も思うようになりました。
環境面では、J君に頑張ってもらう事になるのですが・・・。

J君は決して良い環境ではないのに、一生懸命に毎日を生きていて・・・
本当は一番の存在である飼い主から辛い思いをさせられても、人間を信じようとする
純粋さ。
もしも心の中が見えたとしたら・・・人間とは比較にならないくらいピュアでクリアで・・・
温かいに違いないでしょう。。。

昨日、ほぼ1日J君と過ごし、犬のいる生活ってやっぱりいいなぁ・・・とつくづく思ったの
でした。