趙 現宰 (チョ・ヒョンジェ)と 李 寶英 (イ・ボヨン)による韓国ドラマ 薯童謠 (ソドンヨ)が面白い。 昨年の大晦日、NHKの紅白歌合戦を見ていたが、内容が面白くないので、チャンネルをあちこちにまわしながらテレビを見ていると、韓国のドラマを放送していた。 このドラマは以前NHKで放送されて話題になった チャングムの誓い のスタッフが作った 長編時代劇 である。韓国映画はとにかく面白い。ドラマの展開が、ありえないような大胆な展開で面白いのだ。 薯童謠 とは韓国で初めて作られた四句体の郷歌で、 郷歌 とは三国時代、百済の薯童王子が、新羅第26代眞平王の時代に書いたといわれる民謡形式の歌。 このドラマは韓国でよく知られている 薯童王子 と 善花姫 の説話をベースに、熾烈に繰り広げられた百済の王位継承争い、国境を越えた愛、百済と新羅両国の宮廷裏面史を描いた壮大なスケールの物語である。