縁結びの神様と言えば、日本では 出雲大社 が有名で、神在月には全国から八百万の神々が集まり神議が行われるという。 中国や台湾では、縁結びの神様として 月下老人 が有名で、男女の仲を取り持つ人・仲人(なこうど)・月下翁・月下氷人・月老とも呼ばれている。月下老人は、結婚する男女が結びついている 赤い糸 を持っていと信じられているため、今も昔も若い男女に大人気の神様だ。その由来は、… 唐の韋固 (いご)が月夜に会った老人から将来の妻を予言された…という 続幽怪録 の故事からと言われている。 | |
台北市内では月下老人を祭る 龍山寺 (ロンサンス)や 霞海城隍廟 (シャーハイツァンホァンミャオ)が有名である。月に住む月下老人は白髪、白ヒゲの老人で、いつも首から布袋を下げて本を読んでいる。その本には誰と誰が結ばれるかが記されており、布袋に入った 運命の赤い糸 で夫婦となるべき男女の 足 を結んでいくのだという。 |