〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(10)

2016年01月08日 19時53分51秒 | 俳句
(井月)
  何處やらに鶴の聲きく霞かな 
              井月
柳の家井月、うまれは越後國長岡といふ推定のほかには、その素性についてなにも知られていない。本名、井上克三。これは某人に宛てた書簡の中に當人がさう書いてゐるのだから、たぶんさうなのだろう。もと武家ともいふ。
「諸國畸人傳」石川淳著 中公文庫
                                     富翁
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする