原田マハさんの本を読みました。「風神雷神」
原田マハさんの作品は分野が幅広く、人気があります。
とくにアート小説がおもしろく、「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」ではピカソ、ルソーなども題材として扱われています。
「風神雷神」では、俵屋宗達が出てきます。
俵屋宗達は謎の多い人物で、まだ詳しく分かっていないことも多いそうです。
天才的な画家であった宗達が、4人の天正少年使節とローマに行ったとは、きいたことがありません。
信長が宗達の名を与え、ローマに派遣したなんて。
小説家は資料をもとに、想像力をふくらませ、謎の部分を実におもしろくつないでいくのだからすごいですね。
読んでいるとフィクションであることを忘れて事実のように思えてきます。
「洛中洛外図屏風」の作成過程も興味深く読みました。
続きの「下」を早く読みたいな。マハの世界はなかなかおもしろい。
これは私が2年ほど前に描いた絵。
本を読んでいる間に、炊飯器でリンゴ4個分を煮ておきました。
レモン汁をかけてきび糖を入れて、スイッチオンしたら、ほったらかし。
読み終えたらおやつタイムです。