介護問題ですね。
実は、知人のことだけど、将来の介護について考えさせられることがありました。
その知人が、具合を悪くして、すぐそばに住む子供に病院に連れて行ってくれるように頼みました。
そのときは、慌てた息子が病院に連れて行ってくれたそうですが、
こんなことは、これっきりにしてくれと言ったそうです。
その知人は、家族がワイワイとたくさんで暮らすことが好きで、夫が生きていたときに、息子たちや自分の親も全員、近くに呼んで家を建てて住むことにしたのです。
子供たちもそれを嫌がらずに、結婚して、そこで、暮らしているのです。
だけど、それは親が元気なことが前提みたいで、いざ、具合が悪くなってみたら、嫌がる始末。
その知人も、自立心はなくて、自分で車を運転できないほどの具合の悪さならば、救急車を呼ぶなり、タクシーを頼むなりすればいいものを、子供に頼ることを当たり前のように考えています。
今、具合が少し良くなって、話ができるようになったので、その辺りの顛末を話してくれたのですが、
それでも、じゃあ、そんな子供はいないものとして、独りで生きて行けるところまで生きて行く、という気もなく、ああだらこうだらと言い訳をしていました。
このところ、そういう話がこれで四件目ですよ。
子供だって、そこそこの年齢になって、自分の人生を謳歌できる残り少ない時間だと思えば、手のかかる親の面倒はみたくない、となるのかもしれないです。
私も家族の介護を10年チョイやって、私しか面倒を看る者がいないんだからやって当たり前と思ってやったけれど…。
私自身は、子供もいないし、自分の身は自分で面倒みようという気構えだから、普段の生活の仕方が、誰かに頼る気持ちの人とは違うのです。
それを友達たちに説明しても、分かってはくれないですけどね。