日曜日の夕方に「サザエさん」を見ると悲しくなってきて嫌だった、とは夫の言。
そう、要は月曜日から学校とか仕事となると、イヤなのでしょうね。
私は「笑点」がそれでした(ああ、圓楽さんも歌丸さんも逝ってしまわれましたねぇ)。
時々大相撲の千秋楽も。
今の会社の製造部門にいた頃、「雨の月曜日に製造されたものの品質は悪い」という話を朝礼で聞かされ。
歌だと、稲垣潤一さんの「月曜日にはバラを」。ペンフレンドのお姉さんから録音テープを送ってもらったから知っている曲。
(話それました。)
月曜日って、あまりイメージ良くないなぁ。確かに月曜の朝はしんどいもの。
そんな月曜日に見た珍人。例によって電車です。
私は月曜日から残業で遅くなるのは体力的にますます辛いと思い、18時、切りがいいところで帰ることに成功。
ターミナル駅から始発の電車に乗り換えるのだけれど、18時半過ぎたところ。
早い時間帯は、仕事を終えて自宅に向かう人が多い。
やや混雑している電車、始発あと数分の発車ベルを待っているところ。
まだ詰めれば、何人かがどっと乗り込んできても、押されたりしない程度だと見込んでいたのだけれど、
70代とおぼしき男性の声で「すいません」の声とともに、ぐいぐい押し込んでくる人がいる。
降車側のドア付近に立つと、すぐ次の駅で素早く降りることができる。
その位置をとりたいけど、いい位置はすでに人が立っていて、本を開いていたりスマホを見ていたりだ。
後から乗り込んできた人たちは、ふつうなら仕方なく、いい位置に立っている人の後ろに並んでいく。
ドアの両側に、座席シートの端の金属製のバーが、網棚へとつながっていて、
その人、「すいません」といった老齢の男性は、自分の重たい荷物を網棚に乗せたい一心のようだが、
「すいません」を繰り返してむりやり周囲の人を押して進んで行き、かなり重量のあるビジネスバッグをガツガツと
ほかの人のあちこちに当てながら網棚を目指している。
当てられた人は、明らかにむっとして振り返る。
ついにその「すいません」のおじいさん、網棚に折り畳み傘もぶら下げているバッグをおいて、
網棚のところから振り返ったとたん、私から見てすぐ前の大柄な男性と目があったようだった。
すると、途端に、声を荒げて「なんだ!お前!すみませんと言ってるだろ!」と、どなったのだ。
いや~な間が広がる。皆押し黙っている。東京ではこういう時、いつもこうだ。誰も、何も言わなくなる。言い出したら、喧嘩になるから。
「すいません」のおじいさんは「俺は正しい」的な表情で、こちらへ抜け出てきて、吊革につかまりながら、
なぜか私を見た。いや、味方しませんよ?
私は、たぶん、臭いものでも見るような顔をした。なんとなくだけど、そのおじいさんから顔を背けることにした。
なんすか、あやまりゃ人を傷つけてもいいんすか?って言っちゃいそうで。
そのおじいさんは、さらにほかの乗客が乗り込んできて、発車前に網棚の荷物からどんどん遠ざかって行った。
私が次の駅で電車を降りた時には後ろに気配を感じることはなかった。
うちの夫が「ドアが閉まる直前に外に放ってやればいいのに!」と言って私たちは笑った。
まぁ、荷物に手が届かないし、たくさんの人が居るから現実的じゃないけどね。
いやぁ、「すいません」爺さんは、一見まともそうだけど、実は頭がおかしいんじゃなかろうか。
それともおかしくなるほど疲労していたのか。
一本分遅らせるとか、まだこの時間なんだから、飯食うとか、コーヒーの一杯でも飲んで、座って帰ったらいいんじゃなかろうか。
あ、それとも、認知の低下ってやつですかね? 世間に出ちゃいかん人なのかも。
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