とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

症例を知る

2018-02-03 23:48:35 | 日記

こんばんは。

レビー小体型認知症について介護、入院など、多方面からの症例を知りたくて、検索してみた。

というのも、姑とこがレビー小体型認知症であるとの診断がついたからだ。
認知症の小冊子では、レビー小体型認知症について、男性に多く見られ、妄想、暴れるなど、端的にいうとそんなことが書いてある。

とこは今のところ、暴力とかそういうことはない。
速いテンポの会話にはついていけてないことは分かっている。その場の雰囲気をくみ取ることも、難しい。
前はそんなことなかった。とこは十分に社交的なひとだった。

昨年末、妄想があり、見張られているということを私たちに訴えていた。
お友達のうちの近くでフラッシュをたかれて、撮影されたからもう駄目だ、というような発言。
年賀はがきを出した時に、ちょうど郵便物の回収が来たことも、全て監視されているからだと。

食事は以前よりも摂らない。反省して食事をすべきでないということなのか、食べたいという欲求が湧かないのか。
お腹がぐぅって鳴っているのに、いいの、構わないで、食べない、という。


自分たちだけで話していると、だんだん、とこが単にわがままなんじゃないのか?というテーマになっていきがちだ。

検索した結果に、「何日も食事を摂らず、寝床でうつぶせに寝ていて、頬と胸に褥瘡ができた」、「泥棒がいる、追い出せ」と虚空を睨む、という70代男性の症例があった。お子さんがないご夫婦で、同年代の奥さんが、夫の異常に気がつき、病院での診断がレビー小体型認知症とついた。薬も処方されたが、2週間程度経過したとき、暴れて制止しようとした奥さんがけがをしたと。もちろん奥さんはもう怖くて一緒に居られない。(精神病院の対応で1年後に居宅介護へと戻ったとのこと)

暴れてはいないけれど、似ている。
暴れられるのはそれだけ体力があるということだ。
とこにはそんな体力がない、というだけだろう。あとは忍耐力があるということか。

たぶん、みんなが私に意地悪を言う、とか、絶望的だ、という感覚なのだ。

先日施設で介護認定を受けるための面談をした。
とこは「私が寝ている間に、施設の人が時計を変えてしまうから、私は時間が分からない」と言っていた。
最近は居室に鍵をかけているらしい。

廊下の声がかなり聞こえるが、みんな、「(とこのことを)同じ服を着ている、汚い」とか「もう3日めよ、困るわね」とか言っていると。(近い発言はあるのかもしれないが、とこが解釈している内容ではないはず。)とこは、お風呂は入ってもいい(特に別途料金を取られない)と言っても、なんとかかんとか理由をつけて断っている。入所するときの持ち物リストに「肌着 3」と書いてあるから、3枚しか持っていけないと思いつめていた。そして白いものしか着ちゃいけないの、と言い出した。見学の時、ふだん手洗いしているような衣類を乾燥機には入れられないわね、と私が伝えた時微妙な表情だったので、それが影響してのことかも。

ともあれ、その70代の男性も、とこも、暗い部屋にとじこもって居るようなものなのだろう。
絶望、「ばちがあたった」、そんな気持ちなのだろう。

精神病院での対応とは服薬がメインだが、暴れる場合には拘束も必要になるそうだ。意欲が減退する、体力の低下があっての「暴れなくなる」なのだ。
それで、私たちは納得できるのだろうか。今のとこはもう「意欲」がないかもしれないような状態に見える。


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