とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

リハビリ07

2018-10-22 22:55:09 | 距骨骨折・距骨挫傷

40歳過ぎてからの人生初骨折。
距骨骨折、というくるぶしの中の骨が「折れた」と言っていい状態だそうだ。


ざっくりいって、1か月半ちょっとのギプス、2か月半ほどの松葉杖生活。
リハビリが今や1か月半。
杖をつきながら通勤し、社内では杖なしで歩いていたものの、リハビリ気張り過ぎて、4階のフロアへ上り下りも必死で階段を使っていたら、2~3日おきに足が腫れる。腫れると痛くて、またギプスを?と恐怖がよぎってブルーになる。

何度目かのブルーに浸りつつ、大股で歩いたり、階段の下りでくるぶしに衝撃があると良くないのでは?との仮説を立てる。
足が痛いけれども、足を地面に着くたびにズッキンとくる衝撃のような痛みはないので、小股でゆっくり歩くと、ひとまず歩けることに気が付く。ただ、どんどん通勤で急ぐ朝の人々に追い越されていく。そして追い越される私の胸をちくちくと何かが刺激する。たぶん、私は追い越されていくのが大嫌いなんだな。
でも今は自分の歩みに集中して、膝が外側や内側に寄らないようにまっすぐに、膝を伸ばして踵をついて地面を蹴り、次の一歩を踏み出すという動作を繰り返すだけなのだ。あ、なるべく天からまっすぐ吊られているように姿勢も良く、ね。

さて、週末、会社に行かない日が3日間続き、1日目はドライブで4100歩程度、2日目と3日目は家に引きこもり、歩数が1000歩どころか500歩以下。階段も下らず、1階だけでもエレベーターで移動、しかも新聞取りにいっただけ。

1日目、ドライブの時の足はあまりいい感じじゃなかった。ま、車に乗って今はどのへんかな、と見てることが多かったし、庭園つきの食事処でも、ノロノロと地面をみて段差をひとつひとつ確認しながら相当ゆっくりと歩いた。足は、どこかが腫れている。でもどこが痛いのかよくわからない。踏ん張りが効かない、速く動けない。重いものも持てない。
シップ(2倍の薬効なので1日最大2枚までとの制限付き)を貼って、靴下をはいた上にサポーターでくるぶしを保護していた。
小股なら、と歩くのだが、ひょこひょことびっこをひいている歩き方になってしまっていた。
夫はゆっくりでいいよ、というのだが、スピードは「普通」から緩められないようだ。
私今、普通の半分くらいのスピードだものね。

家では、お風呂にお湯をため、足を温める。
シップを張り替えて、サポーターをしたまま寝る。夫が太ももの裏からふくらはぎまで、マッサージしてくれる。
くるぶしを温かい手で包むようにしてくれると、とても気持ちがいい。だいたいそのまま寝てしまう。
(やさしい夫に感謝。)

朝は怖い。足が固くなっているのではないか、腫れているのではないか?と。
小股を心掛けてからは、腫れは収まって行っているようだった。お風呂での温め効果もあるのかも。
2日目、3日目はなんともなく、無理のない範囲でのストレッチを10分程度したぐらい。
3日ぶりに会社に行った今朝、なんとなく自信もついて、足もいつもよりしっかりしていて、杖を持たなくてもいいと思えた。
するとそれを見た上司が、「もう杖なしでいいのか」と声をかけてくれた。
それがなんとなく、ファンファーレかのように私の中で響いた。

ギプスをしただけなら、足なんだから会社に来さえすれば仕事できるだろう、と言い放った上司だった。
結局は「ラッシュが厳しい乗換えが大変で通勤できず」という理屈のもと、「ギプス・松葉杖をしているうちは来なくていい」との方針を上司がたてたので、有休を消化しきるまで休むことができた。勤続20年以上、それだけ有休も溜まってた、のだけれども。
(労災ながら、有休で休んでいるので、休みについての手当てはなにもない。有休はこの10月で新たに何日か支給されている。)
私にとっては、本音はやはり休んでしまいたい、でも松葉杖をついて出勤すべきなんだろう、というところだけれども、少し精神的に参っているところもあって、明確に「来なくていい」方針があると、もう開き直って、休んで、「ごめんなさい、ありがとう!」と感謝したほうがいいんだろうと納得できた気がする。
そんなあれやこれやが、この一言で終着点に到達した、と思った。

気持ちもリハビリだ。

いや、まだ、足は健康な足に比べると、復旧にはもう少しかかるけど。
きっと、元に戻ると、思える。

ちなみに、今日1日サポーターして会社行ったので、患脚のつま先より足の甲は、痛くはないが、むっくむくである。
足湯してから寝るとするか。

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