日経を読む（２０１９年６月２日 日曜日）

日曜日は、たいがい朝寝坊して、ゆっくり朝食を摂る。
気が向けば、新聞を取りに行きがてら、近隣を散歩。
今日は20分ぐらいで3000歩ほど歩く。


NIKKEI The STYLE　左上の赤いワンピースの女の子がとてもかわいらしい。


総合２面
通年採用へ企業手探り　20年卒就活 選考解禁　　ルールや手法 未確立
　業界ごとに特色があるのだから、いつぞやの経団連会長の「（日程を経団連が采配することには）違和感がある」という言葉が示すとおり、もう今の実態にはそぐわないんだろうね。留学経験のある人材のほうがグローバル化には適しているだろうけれども、３月卒業とはタイミングがずれたり、採用決定したって、辞退されたり。入社してすぐ辞めたり。リスクを軽減するなら、タイミングは一斉じゃないほうが有利でしょうよね。

（広告）「日本の３６５日を愛おしむ」　本間未和子［著］　東邦出版　本体1,700円＋税
　入院中の 姑 とこ に買ってあげたい。１年前の今日はこんなブログを書いていたの、と出力して添えようかな。あっ、書いてない日もあるから、そこんところ、どうしよっ？！


総合５面
　AI人材教員も払底
　　「全国で100人程度」の見方も
　日本ディープラーニング協会（東京・港）真相学習の認知度を高めるための「G検定（ビジネスパーソン向け）」「E資格（エンジニア向け）」の試験を開始。
　AI開発のプリファード・ネットワークス（東京・千代田）　４月、日本語の初心者向けオンライン教材を無料公開（Python パイソン）


HOT STORY　（電子版 Selection）
福沢諭吉の引退、脱デフレのカギ
　麻生大臣の、新札発行の発表場面が掲載されている。
　この発表場面、確かにテレビで見たけれど、「脱デフレ？全然的外れじゃないのかね？」と思ったのは私だけじゃないはず。
　新しいお札が発行されたから、うちのタンス預金の諭吉さんを交換しなくっちゃ！、とか、ベンチャー企業に投資したい！と思う人がどれだけ居るのか。(この電子版の記事で知ったが、英中央銀行のイングランド銀行では新札発行後、１年経たずに旧札の使用できなくしてるそうだ。変換は郵送で受け付けてくれるが、中央銀行だもん、そんじょそこらにあるわけじゃないので。)
　タンス預金をしているのは、悪い言い方を許していただけるなら「しみったれた」年配の女性だ。（誰か特定の人でなく、勝手な想像によるイメージなので平にご容赦！！）亡き夫からの相続できっとバブル時に大儲けした株券の売却益を、銀行にも置いておけないと、タンスに入れてるってやつだ。服は何十年も持っている肩に大仰なパットの入った、上等な紫の布地に花をあしらってある、お線香の香りかオードムーゲ的香りがしみ込んだやつだ。言葉が丁寧ながら、わたしゃ誰も信用しないからね、という芯をお持ちのご仁だ。
　そういう人が、LinePayに口座登録したら1000円もらえたの、コンビニでサンドイッチ買ってみたけど、支払いも簡単ねぇ、サンドイッチも量がちょうどよくってなかなかおいしかったわ、今度10万くらい入れておうかしら、な～んて思わないよね。
　どちらかといったら「スマホだの、もうそういうの、わからないし」っていう弱々しい言葉が聞こえてくるのよね。いや、百歩譲って、今時のシニアはスマホも使いこなすから、PayPayいち早く使ってビックカメラで20％キャッシュバックでコーヒーメーカーでも買って、朝からカフェオレ飲んでインスタにオサレな画像Upしてフォロワーから絶賛されてるかもしれないけれど。もしそうできてたら、日本こんなにタンス預金してない。
　日本のシニアのイメージは、私含め、いつまで生きるんだろう？　娘や息子に迷惑かけないかな、お金足りるかな、って心配ばかりしている。投資になんか、お金を回せるわけないじゃん。これ、買ったら贅沢かしらん？　後で困らないかしら？　他の人のことより自分の老後、何かの時に現金なくっちゃ困るじゃないの？って。　ああ、唸るほどお金持ってる人はもう少し、違う観点かな。

　ただ、突き詰めていくと、寝たきり老人を見るにつけ、相続が「争続」になるにつけ、安心して生きていけない、ってことじゃないかな。

　せめて、プライベートバンカーがもっと身近で、信用あるものだったら、頼りになる人が居てくれたらいいのにね。それでも、資産管理は出来ても、積極的な資産運用という点では、自己責任となる投資は難しいと言える。加えて、日本には運用を安心して任せられる長期視点の、年金を支えるような投資信託は少ないみたいだ。とにかく日本の会社組織は建前・忖度だらけの嘘つきばかりがトップに上がるのだから！　もっともらしい御託をならべて、預けたお金がほぼ「０（ゼロ）」になる。。そらぁ誰だって銀行に預けることすら怖くなるよね。
　そこ、なんとかしてちょうだいよ、麻生さん。