こんばんは。
病院から呼び出しがあり、今後の方針について話しあうことに。
姑 とこ が入院している病院だ。
胃ろうしないこと、本人の意志を尊重すること。私たちの方針はそうだと、二人で話し合った。
けれども、きっと、
一人でそれを口にするのは、少し重い。
ひょっとしたら、この1週間で食事できるようになりつつあって、
回復を目指し、方針を話し合いたい、なのかもしれないし。
そう、
複雑な気持ちのまま、お昼の休憩の途中で、
昼食もとらずに出来るだけ仕事をすすめて、会社を飛び出した。
電車を乗り継ぎ、最寄駅からはタクシーで病院へ向かった。
道中は女性運転手と満開の桜の話。
本当に、きれいな桜だった。
院長室で看護師さん、ソーシャルワーカーの方、そして院長先生と
私たちは向かい合って座った。
食事を摂ってくれない。
点滴は単純に水分の補給のみで、食べないと、つまりは車のガソリンのように
補給しなければいずれ車は止まる。
先に生きるための医療措置の話をされ、
私たちの表情を読み取ったのか、院長は4番目の選択肢として、
そういう医療措置をとらないこともありだと言った。
医師として当人は決断できる状態なのかどうかをどう認識しているのか、当人が食事したり、生きていくという意欲があるのかどうかが、諮れない、と訴えたらば、
入院中の外出として自宅へ戻っての様子を見るか、と提案があった。
看護師はできる限りの方法を考えてくれた。
体内の酸素濃度や、移動のためには車いすで足りるのか、搬送用のベッドなのか。
しかして、本人に確認しようと赴いたところ、
先週はまだ明確な反応があった とこ が、今日は眠そうでもあり、辛そうでもあり。
「おうちにかえりたくないの?」
の看護師さんの問いかけに「帰っても何も意味がない」というような発言、
「出たくないの?」には「出たくない」との返事。
こんなにはっきり返事をしてくれるのは…と看護師さんも「意志はハッキリしていらっしゃいますよね」との反応。
いつもはそんな感じではなかったのだろう。だいたいお返事いただけないので、とのことだった。
おむつの交換の方法や、体位の交換など、在宅介護、看護するとした場合に備え、様子を見せていただいた。胃ろうや鼻からの経管栄養などの実例を見せていただけた。IVH(中心静脈栄養)はたまたまその患者さんがいらっしゃらないので見ることはできなかったが、十分理解できた。
酸素吸入を外してみても、ある程度の時間は耐えられそうだとの確認もできた。
移動時の躰の起こし方は、必要あればというところだ。
先に車の手配が肝要だ。
胃ろうしない場合、水分補給の点滴のみで1か月くらいかと、医師は言った。
いろいろな事情の人がいるだろう。ほかの人の選択を責めることはできない。
私たちの取った選択を責める人もいなかろう。
病院の前の桜並木もとてもきれいだ。
とてもいい天気に、満開の桜なのに。
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