気にかかる「一言」

ケーヒン（ホンダ系部品メーカー）の横田社長。
「組織の階層が増え、商談の場で決められない。」「新興勢は現場で即断」。
日本の組織運営は、もう古いと思っている私の考えと近いかも。
スキルのない人がマネジするから恫喝する。具体的に判断基準を与えられる人が上司なら、誰が判断したって、同じレベルの選択をする。決断が遅いのはダメだよね。

【投資情報面】「インパクト投資」「ESG投資を一歩進めた『インパクト投資』」社会の問題を解決しようとする企業に投資する。
社会や環境に積極的に貢献しない企業は、世評によって株価が下がるリスクがある、という管理的な考えから、社会的意義を果たすと同時にリターンを得る投資へ。ここにも「レオス・キャピタルワークス」がコメントしている。「ESG基準に基づいた投資除外銘柄リストの作成を検討」とあり、なんだか、パソコンを防御するためのホワイトリストとかブラックリストとかの概念に似ている。
ともかく、「投資家が持つ力で社会をよくしたい」ならば企業の方向性を監視する必要がある。報告書より、それを証明する監査じゃないのかな。

【経済教室】やさしい経済学を読むのはいつも楽しい。
「デザイン思考と経営戦略⑥」で「イノベーションは運ではなく戦略」。うう、①～⑤を読み返したい。「具体的な人物像を持った仮想ユーザー」、具体的だから製品やサービスに「何が必要で何が不要か」わかると。重要で作業に勇気を与える考え方だと思う。これは「やってみる」ことの大切さを示していると思う。