とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

声優とアニメ(シャア)

2019-10-16 23:12:12 | 日記
ガンダムと言えば、一般的には往年のロボットアニメ?と言っていいだろうか。

私にとってはファーストガンダムの「シャア・アズナブルの物語」だった。放映開始当時のスポンサーの思惑「ガンダムというカッコいいロボットのアニメ」ではなく。

子供のころに見たアニメであったが、周囲の男の子たちが面白いと言っていたので軽い気持ちで私も見てみようと思ったのだ。
そのストーリーは子供向けではなく、主人公のアムロ・レイはダメなヤツで、むしろ敵役のシャアのほうが断然、魅力的なのが意外だった。途中から見たこともあり、当時は背景はよくわからないながらも、それまで見たことないようなマスクをした男は、主人公より「大人」でワケありだということを察した。「大人」な敵役のシャアの声が、カッコいいと思った。
声優さんは池田秀一さんである。

最近、ネット検索すれば画像も出てくるけれども、声優さんはほとんどお顔を公表されなかった。
いわば声だけでキャラクターを表現しようとするのだ。中でも池田秀一さんの声の魅力はすごく印象に残った。
ファーストガンダムでのシャアの声は、クールな響きの中に、燃えるような怒りと、弱みをチラ見せするような何か独特の雰囲気ある声がまさにまさに、逆襲をたくらむ少佐シャアの声としてマッチしていたと私は感じている。(大げさか??)

いやぁ、本当にかっこいいと思うのだ。

残念ながらザ・オリジンIIIのシャアは、絵的には堪能できたのだが声には残念ながら「声優さんの年齢」を感じてしまう部分があった。
「燃えるような怒り」が出てないと思った。
見た人のコメントにあったように、丸み=円熟(?)を感じさせる声の質が、そう思わせてしまうのかも。
…まったく、「日経電子バーン!」と言っているあの三国志のキャラを思い浮かべてしまうお声になってしまって。(あれはあれでハマり過ぎているからなおのこと、だ。汗)

ガンダムの総監督は富野由悠季(善幸)さんで、プロットの似た他の小説も発表されている。読んでみると富野イズムというか、ガンダムに通じる世界観を感じることができる。
ガンダムという話の中でモビルスーツと呼ばれる「ロボ」はメカニックデザイン 大河原邦男さんが、アムロやシャアはキャラクターデザイン 安彦良和さんが生み出したものなのだろう、あの時代にはすごく洗練されたデザインだった。
そしてアニメ放映が進むにつれ、どんどんモビルスーツを象ったいろいろなものが発売されて、男の子たちは赤とか青のゴムでできた小さなモビルスーツを机の上でぶつけ合って遊ぶようになった。
主人公が駆るガンダムはあんまり人気なかった。色はかっこいいけど、彼らの遊びの中では弱い奴、ということらしい。主人公のガンダムより、赤い彗星のシャアが駆るザクが人気だったのだ。今や赤くて性能3倍ならなんでも「シャア専用」と称されてあがめられるあれである。
そして、「昨日ガンダム、見た」と言った私に、男の子が感想を求めてきたので「主人公なのにさぁ、なんだかアムロはカッコよくないよね、シャアのほうがかっこよかった」と言ったら、「当たり前だよ、みんなそう言ってるよ」との答えに、半分意外で、半分自信を得た気持ちになったことを覚えている。

ここのところ、ガンダムの版権管理を行っている企業、創通の株価が上がっている。
バンダイナムコホールディングスが創通の全株を取得するため、公開買い付けを行うと発表があったからだ。

何故だか、何かはっきりとしないものが、また変化していく、という感じがした。

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