新型コロナウイルス対策は有効、なのか

蔓延防止、と言いながら、金曜日の夜の帰りの駅改札前では、大学生らしき若人がグループで大声をあげていたのを見かけた。明らかに酔っている。

駅前では短いスカートの若い女性が何かプラカードを持って立っている。
初回2800円とか書いてある。いつも目にするが、何の初回がその値段なんだろ？？

駅前の線路に沿った細い路地には、いつもウーバーイーツの人が脇に愛車を置いてスマホを覗き込んでいる。
そして夜ともなれば炭火の焼肉のいい匂いをさせている、ビニールシートの風よけで拡張された高架下の居酒屋から、まるであふれ出てしまったかのようにサラリーマン風の男性がビール缶片手に談笑している。

妙な明るさを漂わせる路地の光景だ。

通勤の電車内はほぼ、新型コロナウイルス流行前と変わらない感じの人出。
全体的に、女性が少し多いかな、と感じる程度。

いまやうちの会社の、安っぽいパーテーションで区切られた会議室でもアクリル板の設置をしているが、あれは一説では換気を妨げるので、状況を却って悪化させているのだそうな？

ニュースで言われている大手企業の職域接種はうちの会社はないらしく、なんのアナウンスもない。

だが７月に入ったら全面的に出社の体制となる旨は通達された。
その話を朝礼で話された部長も「ワクチンの接種はまだなのに」との前置きをしたぐらいだから、今ピークで忙しい現場を慮っての言と思う。

最近、美容室へ行くと、使い捨てのマスクを持参しているか尋ねられ、ない場合は店側で用意してくれて、カットやカラーが済めばそのマスクを捨てていいか尋ねてくる。特にヘナやグレイタッチをすると、耳にかかったゴムのところが着色されてしまうからだ。
捨てると言えば業務用のラップを広げたところを示して、ここに置いてください、と手で触れぬように廃棄している。
入店時の手指消毒はもちろんだが、店内に張られた掲示物に、体調が悪い方は入店をお断りしますとか、業務に関する最低限のことしか話しかけませんとあった。

オリンピックが開催できるのかどうか、固唾をのんで見守っている人もいるんだろうなぁ。小池さんはついにお休みされたけど、長らく、緊張状態であるのは辛かろうに。

私は開催すべきだと感じているが、私の生来の貧乏性的感性のためかもしれない。多額の協賛金を払った企業たちが不憫な気もするではないか。
別に観戦したいわけじゃないけれども。