大学生の息子が前期の成績が出た、と1枚の紙を差し出した。
なんでもデジタル化、WEBサイト化のご時世だから、この夏、彼が通う大学でも保護者宛てにIDと初期パスワードとサイトのアドレスが読み込めるQRコードを送ってきた。
それを受けての、息子の自主的な提出なのである。というか、見て欲しいという気持ちもあるのかも。
気を遣って、最大限大きく印刷したと言っていた。
(余計なお世話じゃあっ(怒!)と言いたいところだが、有り難く受け取っておこう。)
昔、通信簿を持ち帰った時には、夫や姑の前で拍手をして読み上げたのは余談だけれど。そのA4一枚の紙の、氏名の表示をみると、年齢が表示されていた。(20才)、と。なんだか、その文字を見ると、ちょっと不思議な気持ちにさせられた。
昔みたいに、いいところを読み上げると、息子は、「いちいち読み上げなくていいよ」とニヤニヤした。成績についてあれこれ、例えば、ひとつだけ単位が取れなかった科目があったとか、GPAが少し上がったけど、順位は少し下がった理屈とか、話し終わったところで、夫がやってきた。
成績表の紙を手に、老眼の域に入ってきた目で読み取っていた夫が、息子の今後の計画について、こういう方面に進みたい、と言うのを受けて、「俺なんか、二十歳のころにやりたいことなんてなかったよ」とさりげに息子を褒めた。
私もやりたいことが見つからなかったなぁ。二十歳のころには、やっぱり、田舎より都会がいいのかも、と思ったぐらいで、明確にこうしよう、というのはなかった。
夫も、もう卒業だから、仕方ないから就職しようか、という気持ちだったという。
なんでも早ければいいってものでもないけれど、目標が定まっているのは強い。
それに、スモールステップで、着々と進んでいるようであるのが、息子ながら頼もしいじゃないか。
私の祖母が結婚したのは二十歳だったと聞いた。
当時は、もっと早く結婚するのが「ふつう」だったのだそうで、「いぎおぐれ」(行き遅れ、行かず後家みたいな言葉)と祖母は言ったけれど、その結婚が彼女の人生を大きく変えたのだろうことは簡単に想像がつく。結婚した相手は農家の末っ子だったけれど、分家して食糧も扱うお店を始めたのだから。
その祖母が亡くなった日から1週間ほどして、生まれたのがうちの息子だ。
彼の人生も大きく、開いていくのかもしれない。
頑張ってほしい。
なんでもデジタル化、WEBサイト化のご時世だから、この夏、彼が通う大学でも保護者宛てにIDと初期パスワードとサイトのアドレスが読み込めるQRコードを送ってきた。
それを受けての、息子の自主的な提出なのである。というか、見て欲しいという気持ちもあるのかも。
気を遣って、最大限大きく印刷したと言っていた。
(余計なお世話じゃあっ(怒!)と言いたいところだが、有り難く受け取っておこう。)
昔、通信簿を持ち帰った時には、夫や姑の前で拍手をして読み上げたのは余談だけれど。そのA4一枚の紙の、氏名の表示をみると、年齢が表示されていた。(20才)、と。なんだか、その文字を見ると、ちょっと不思議な気持ちにさせられた。
昔みたいに、いいところを読み上げると、息子は、「いちいち読み上げなくていいよ」とニヤニヤした。成績についてあれこれ、例えば、ひとつだけ単位が取れなかった科目があったとか、GPAが少し上がったけど、順位は少し下がった理屈とか、話し終わったところで、夫がやってきた。
成績表の紙を手に、老眼の域に入ってきた目で読み取っていた夫が、息子の今後の計画について、こういう方面に進みたい、と言うのを受けて、「俺なんか、二十歳のころにやりたいことなんてなかったよ」とさりげに息子を褒めた。
私もやりたいことが見つからなかったなぁ。二十歳のころには、やっぱり、田舎より都会がいいのかも、と思ったぐらいで、明確にこうしよう、というのはなかった。
夫も、もう卒業だから、仕方ないから就職しようか、という気持ちだったという。
なんでも早ければいいってものでもないけれど、目標が定まっているのは強い。
それに、スモールステップで、着々と進んでいるようであるのが、息子ながら頼もしいじゃないか。
私の祖母が結婚したのは二十歳だったと聞いた。
当時は、もっと早く結婚するのが「ふつう」だったのだそうで、「いぎおぐれ」(行き遅れ、行かず後家みたいな言葉)と祖母は言ったけれど、その結婚が彼女の人生を大きく変えたのだろうことは簡単に想像がつく。結婚した相手は農家の末っ子だったけれど、分家して食糧も扱うお店を始めたのだから。
その祖母が亡くなった日から1週間ほどして、生まれたのがうちの息子だ。
彼の人生も大きく、開いていくのかもしれない。
頑張ってほしい。
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