ける私をうけいれる

こんばんは。

嫌なものは蹴ってしまえ、と思うけれど。


…どうしても、そういうことをする自分を赦せない。

いやだ、という言葉が面白かった時分があった。
反射的に、何に対しても、意味もなく「いやだ」と言った。
それを父に叱られ、つまらんと思った。
父のことを、たまにいる、知らないおじさんだと思っていた小さかったころのことだ。

今も、そういう幼くて変な感覚が残っているみたいだ。

嫌いな人がいる、嫌いだと思う人が結構いる。多い。
むかっ腹がたって、気分が悪くて、実は自分が一番困っている。

蹴ってしまえ。そんなものは。
何が悪い。

するともう一人の自分が、言う。でも、と。

そういう優柔さも嫌いだ。

自分を受け入れることとは真逆だけど。

他人をばかり受けようとする。肝心の自分を受けない。
嫌いなのは、それが美しくないからだ。
自分を受け入れることが、美しいと思えないからだ。

むかっ腹がたつ自分を、受ける。受け入れる。
それでいいんだって。