【距骨(くるぶしの中の骨)にひび、松葉杖生活となりました。】
40代、女性。
体重は60キロには達していない。
スポーツ経験ありだけれど、最近特に運動はしていない。
そんな私の片足、距骨にひびが入ってしまい、
体重をかけないようにする必要があるとの診断。
そこでギプス&松葉杖。
ギプスを着けたその日、松葉杖講習なるものを受けた。
慣れるのに、かなり苦労しました!
その場で、平地での歩行、階段の上り、下りについてその場で練習。
血流が悪くなるので、脇の下や手首の圧迫に気をつけるよう言われる。
私なりにまとめてみると、以下の通り。
●まずは身長に合った松葉杖を使用すること。
※松葉杖は調整されたものを病院から貸与され、返却時返金される予定で、
2本で8000円程度の保証金を預けた。
●2本の松葉杖をㇵの字にセット、脇を引き締めて身体を支える。
●歩行のコツ①
※脇の下に松葉杖の上部をあてて身体を支えない。
上腕の内側と体側に挟み込んで抑える感じ。
脇の下と松葉杖の上部は、こぶし一つ分は空く。
結構、丹田(たんでん)のあたりにも力を込めているかも。
コツ②
歩幅は大きく取りすぎない。
ギプスの足を振らないように歩行する。
足を振ると、体力の消耗が激しい。
コツ③
階段は避けた方がよい。前後のバランスが取りにくく、横幅はとるので
狭い階段だと一人で占拠してしまうことに。
※必要あれば一段一段、確認しながら。下りの時はギプスの足を前にして。
(2018.8.2変更→)登りは健常な足から先につく。下りは松葉杖が先。
コツ④
曲がる時はゆっくり。
左右のバランスはとりやすいとはいえ、身体が揺れると危険。
慣れてきた状態でも、手首、主に手のひらの手首に近い部分と、
上腕が筋肉痛になっている。
また、上腕の内側と、そこに対応する体側(あばら骨が触れるところ)は
あざになっている。
(要は内出血してる。)
そして地面につける足の土踏まずが筋肉痛。
最初は平たんな場所をまっすぐ進むのも、不安定にぐらついて、
松葉杖の上部をしっかり挟み込んで固定しておくことが出来ておらず、
脇下から外れてしまう。
また、地面につく足も痛くなるので、10メートルも進まずに一旦止まって
休まなければならなかった。
(2019.9.6追記→)このときは明らかに「へばっている」状態で、
猫背になってしまっていた。
首から腰まで一直線(プランク:板みたい)にを意識すべし。(追記ここまで)
外出の場合、ギプスしている足のためにギプス用サンダル★を買ったり、
ちょっとした手荷物も工夫が必要。
電車に乗るなら定期券などは首から下げておきたいくらいだ。
なんせ両の手は松葉杖を握っている必要がある。
リュックも一旦背から降ろさなければモノを取り出せないので、
ウエストポーチが欲しいと思った。
★1300円程度でamazonで購入
買い物等はリュックに背負ってもキツイと思う。
(一人暮らしでネット使えない人はどうするんだろう?)
移動に慣れてきても、10分に一度くらいは、
必ず、休憩を入れたほうがいい。
暑いときは汗をかくのでなおさら。
室内では狭さもあり、松葉杖は1本にしている(ときも多かった)が、
片手が使えても、移動するには上下に揺れるので、
液体の入ったカップ、例えばカップに入ったコーヒーを
片手に移動、というのは無理。
食事の給仕でみそ汁や水など、液体は家族にお願いすることに。
落ちたものを拾うとか、着替えとかがいつものようにはいかない。
ギプスした足は、くるぶしはダメでも、ひざは大丈夫なので、
椅子があるとそこにひざを着くことができて、
疲れた健常な足を休めることができる。
玄関、洗面所やキッチンにも椅子があると楽。
骨折等、骨に異常がある場合は治癒に1か月(4週間)かかると言われている。
私は結局有給を使って3週間休んだけれど、
休めない方も多いだろう。
病院で会った年配の女性は、「松葉杖、私は使えなかったの!」と
おっしゃってた。
腕や手の力で体重を支えられないと、厳しい。
松葉杖講習で「体幹を使う」と言われたが、私は丹田を意識した。
男性は腕力があるので、まだ適応しやすいのかもしれないが、
それでも厳しいことに変わりはないだろう。
松葉杖で電車に乗ると、席を譲ってくださる方もある、
エレベーターではボタンを押してくださる方、
どうぞ、と先に通してくださる方、本当に有り難く思う。
有り難く、ご好意を拝受する。これもコツかもしれない。