降りるべきバス停が近づいたので、バスの降車ボタンを押したのだが、
同車の下校途中の小学生が一斉に振り返って誰が押したのかを見ようとしている。
振り返った小学生は、おそらく誰かがふざけて押したのではないと判って「なんだ、降りる人いるんだ」といった感じだったが、一番後ろに乗っていた私たちは、ちょっとどきどきしながらバスを降りた。
二人分で1860円だった。
小学生たちの聞き耳を立てているような緊張感漂うバスの中から、すでにバス停の傍らにミニバンが停車してにこやかな白髪の男性がこちらを見ているのに気が付いていた。
バスがこれまで通ってきた道は、畑あり立派な蔵を従えて、庭があり小さな畑ありの昔ながらの農家が点在するのどかな雰囲気だった。
だんだん登りになり、降り立ったバス停はがっちりとした大きなトンネルの入り口手前だった。
そのバス停のすぐ先に山道への入り口が見える。
さぁどうぞと言われて乗り込んだミニバンは軽快にその山道へ入っていった。
すぐ急カーブで斜面を上っていくのが分かる。
景色は緑に包まれてTV番組「ポツンと一軒家」を見ているかのよう。
緩やかにうねるような山道、右側は見上げるような断崖(土砂崩れが心配?)左側は下り斜面、一面緑。
目的の宿へ着くまで、一度上って下って、また昇り下りと、ふた山超えた感じ。
白髪の男性は横浜で会社経営されていたが、山登りがご趣味でここの景色がすばらしいので移住したのだそうな。全体が親類、助け合って暮らしている村だったと。
この道路は東京オリンピックの年にできたそうで、それまでは獣道のような細い道を先ほどのバス停のある道まで歩いていたそうだ。
当時は17世帯あったが、今は3世帯のみ、なんて話を伺いながら、10分ほどで到着したそこは、人気なく、残されている数十軒の家屋のほとんどが使われてないことがわかる。
すごいところに来たな、と感じたものだ。
まだつづく。
同車の下校途中の小学生が一斉に振り返って誰が押したのかを見ようとしている。
振り返った小学生は、おそらく誰かがふざけて押したのではないと判って「なんだ、降りる人いるんだ」といった感じだったが、一番後ろに乗っていた私たちは、ちょっとどきどきしながらバスを降りた。
二人分で1860円だった。
小学生たちの聞き耳を立てているような緊張感漂うバスの中から、すでにバス停の傍らにミニバンが停車してにこやかな白髪の男性がこちらを見ているのに気が付いていた。
バスがこれまで通ってきた道は、畑あり立派な蔵を従えて、庭があり小さな畑ありの昔ながらの農家が点在するのどかな雰囲気だった。
だんだん登りになり、降り立ったバス停はがっちりとした大きなトンネルの入り口手前だった。
そのバス停のすぐ先に山道への入り口が見える。
さぁどうぞと言われて乗り込んだミニバンは軽快にその山道へ入っていった。
すぐ急カーブで斜面を上っていくのが分かる。
景色は緑に包まれてTV番組「ポツンと一軒家」を見ているかのよう。
緩やかにうねるような山道、右側は見上げるような断崖(土砂崩れが心配?)左側は下り斜面、一面緑。
目的の宿へ着くまで、一度上って下って、また昇り下りと、ふた山超えた感じ。
白髪の男性は横浜で会社経営されていたが、山登りがご趣味でここの景色がすばらしいので移住したのだそうな。全体が親類、助け合って暮らしている村だったと。
この道路は東京オリンピックの年にできたそうで、それまでは獣道のような細い道を先ほどのバス停のある道まで歩いていたそうだ。
当時は17世帯あったが、今は3世帯のみ、なんて話を伺いながら、10分ほどで到着したそこは、人気なく、残されている数十軒の家屋のほとんどが使われてないことがわかる。
すごいところに来たな、と感じたものだ。
まだつづく。
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