人生に、失恋はつきものだ。
悲しいことだ。
しかし後になって考えれば、
「ああ、いい経験だった」・・・
そう思えることが多い。
ほとんどがそうだ・・・と言っていいだろう。
つまり、失恋もいい修行なり・・・
また、そう思える恋をしたいもんだ。
古今東西、失恋の歌は、無数にある。
その中で、「三つの失恋ポップス」を選べとなると、
とても苦労する。
ただし、二つは、皆が納得してくれそうだ。
- スターダスト
- 枯葉
・・・この二つだ。
異存のある人は、少ないだろう。
問題は、3つ目だ。
ヒット大地は、いろいろな曲を聴いた挙句、
韓国語の『イビョル(離別)』を選びたい。
『イビョル(離別)』は名曲だ。
ヒット大地、『イビョル(離別)』を初めて聞いた時、
歌詞を読みながら、不覚にも、涙が溢れた。
女が男を思う歌だが、内容は?
・・・簡単に言えば・・・こうだ。
男は女に対して、優しくはなかった。
しかし、女は、その男のことを、別れても、ずっと思い続ける
・・・こんな内容だ。
歌詞に感動して、すぐに、丸暗記した。
なぜか、韓国語は忘れない。
さて・・・
医学的に言えば、女は一度、抱かれた男を好きになる。
その理由は、ホルモンのせいだ。
オキシトシンというもんで、脳下垂体の後葉が放出される。
「女の深情け」なのだが、こういうことは、よくあるものだ。
だから男は、一度抱いた女に、金を与える(ことがある)。
それは女の深情けへの警戒だ。
しかし、お金を与えることは、女性の人格の否定にもつながる。
この辺が、まったく難しいところだ。
巨人の原辰徳は、そのせいで、ひどい目にあった。
『イビョル(離別)』の作詞作曲は、吉屋潤(キロギュン)という韓国人だ。
日本でも活躍した男だ。
ソウル五輪の音楽監督も務めた。
「世界三大、失恋ポップス」の中には、
日本の歌は入れなかったが、
日本にも、名曲は多い。
ヒット大地は、その中で、
『そっとおやすみ』と『バスストップ』が好きだ。
(『影を慕いて』も名曲だが、ちょっと暗い)
両方とも、女性が歌う失恋の歌だが、
女性のやさしい気持ちが、たっぷり含まれている。
そういうところが好きだ。
(ヒット大地も、よく歌う。どんな歌も好きなヒット大地だ)
『バスストップ』の方は、なぜか女性ファンも、とても多い。
ぜひYouTubeなどで、聞いて欲しいものだ。
さて・・・
スターダストと枯葉
であるが・・・
これについて、考えてみよう。
まず枯葉は、イブ・モンタンが歌ったシャンソン。
詩を聞いて、ヒット大地は、感動した。
内容は・・・枯葉を見ながら、自らの失恋になぞらえる・・・という歌詞だ。
ヒット大地、28歳のとき、すぐに歌詞を丸暗記。
以来、いつでも歌える。
名曲の歌詞は、いつまでも忘れない。
(他のフランス語の歌詞は、なぜかすぐに忘れることが多い)
スターダストも、大名曲だ。
20代に、すぐに歌詞をすべて覚えた。
こちらも、いつもアカペラで歌う。
名曲はアカペラでも、感動する。
(たとえば『千の風になって』に、楽器は必要ない。だろ?)
こうして、ヒット大地は、「世界三大、失恋ポップス」をすべて原語で歌う。
歌は原語で歌うのが、一番だ。
(問題は発音だ・・・しかし何度も歌っていると、サマになるものだ。
特に夏に歌うとOKだ。サマーなので・・・)
ところで、スターダストの内容は、星屑を見ながら、
過去の楽しかった恋を思い出す・・というもんだ。
メロディーは誰でも聞いたことがあるはずだ。
昔、日本テレビの『シャボン玉ホリデー』で、ザ・ピーナツが歌っていた。
歌詞もすばらしい。
このたび、ヒット大地は、教育的見地から、全訳してみた。
いい機会なので、ヒット大地の訳も、見て欲しい。
そうそう。
スターダストは、わが親友ジョン・レノンが最も愛した曲でもあった。
「俺の一番好きな曲さ」
と彼は言っている。
ジョン・レノンとヒット大地の共通点は、とても多い。
ただし金のあるなしが・・・すごく違っている。
Stardust
作曲:H.Carmichael
作詞:M.Parish
訳詩:ヒット大地
And now the purple dusk of twilight time
Steals across the meadows of my heart
High up in the sky,
The little stars climb
Always reminding me that we're apart
今は、黄昏時・・・
紫の夕闇は、私の心の草原を、密かに横切ってゆく
空の高み・・・
無数の星たちが煌めき、
彼らはいつも、過去の恋の痛手を思い起こさせる
You wandered down the lane and far away
Leaving me a song that will not die
Love is now the stardust of yesterday
The music of the years gone by
君は恋路をさまよい歩いた挙句、遠くに消えてしまった
一つの歌だけを残して・・・
その歌は、いつまでも、消え去ることはない
私の恋は今、昔の夢の星屑のようだ
そして、もう戻ることはない年月のメロディのようだ
Sometimes I wonder
Why I spend the lonely night
Dreaming of a song.
The melody haunts my reverie
And I am once again with you
When our love was new,
And each kiss an inspiration
時々、私は不思議に思う
どうして、歌はこんなにも、寂しい夜を慰めてくれるのか?
メロディは、繰り返し、私の夢に現れ、
そして自分は、もう一度、昔の君に会っている
あの日、私の恋が生まれた・・・
あの頃・・・いつもキスをするたびに、心がときめいていたものだ
But that was long ago,
Now my consolation
Is in the stardust of a song
しかし、時はすでに去り行き、
私の心の慰めは、このメロディの星屑に求めている
Beside the garden wall,
When stars are bright
You are in my arms,
The nightingale tells his fairy tale
Of paradise where roses grew
そう。
あの日、星は輝いていた・・・
二人は、庭の壁に寄り添い、
君は、僕の胸の中にいた・・・
ナイチンゲールは、おとぎ話を歌っていた・・・
天国のおとぎ話・・・
バラが咲き乱れる天国の庭・・・
Tho'I dream in vain
In my heart it will remain
My stardust melody,
The memory of love's refrain
しかし、今や、すべては、消え去った、むなしい夢だ
私の心の中では、いつまでも、
メロディが星屑となって、
愛の記憶が、何度も繰り返し、
現れては消えるのだろうか?